第三章 X《クロス》
裏目
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のも確か。
例外として単独で「変身」した時も同じ効果が得られるのだが、あくまでもあれはライダーパスを持っているときのみ。
よって今の状況が、彼らが思い通りにならないのも無理はないのだ。
「あんのヤロゥ・・・・どっかに使える身体がありゃぁ・・・」
「先輩、それは・・・・まてよ・・・?」
「なんだよカメ公、言ってみ・・・あぁ〜ん・・・・」
そう愚痴をつくモモタロスをウラタロスがなだめていると、何かを思いついたのか顎を手でさすりだした。
その様子に何かあったのかとモモタロスも同じ方を向き、彼も納得した。
そこにはエリオが槍を構えて突進し、電光の力で辛うじてコックローチアンデットについていって、それでも片膝をついてしまっているところだった。
「そういうことかァ!!トゥアッ!」
そして、モモタロスが駆ける。
身体が薄くなって光り、その体に飛び込み・・・・・
「俺、参上!!!」
そう叫んだのは、かわいらしいキャロの口からだった。
「んなにぃーーーーーー!?」
「ごめんねぇ、先輩。でも武器的にもボクがこっちでしょう?」
そういうのはエリオ―――否、エリオに憑依したウラタロスだ。
どうやらモモタロスを押しのけてこちらに入り、肝心のモモタロスはキャロの方に押し退かされてそのまま入ってしまったのだろう。
「なぁンでテメェがそっちなんだよ!!?テメェは色的にあっちじゃねェのか!!?」
「いやぁほら、僕女の子につく趣味はないからさぁ。それに・・・・・」
「こっちはオレが入ってしまったからなァ!!フンッ」
そういって顎に手を当ててゴキリと首を鳴らすスバル(キンタロス)。
目の色が何の前兆もなしに変わったので戦闘機人モードかどうかとかティアナが驚いたが、直後に紫の光が入り込んで彼女も少し変わった。
と、言うかいちばん変わったのは彼女だ。
執務官のバリアジャケットには何やらストラップがいくつもあり、ヘッドホンを首からかけているのだから。
そしていい笑顔。
「銃使いの子もーらいっ。銃が二つあるって面白いよね?」
『え?え?えぇ!?』
「すまんなぁ。だがオレはおまえさんのガッツが気に入ったんや!!」
『わ、私はいいですけど・・・・とりあえず笑顔のティアを一枚』
「僕が一番しっくりくるね。ま、少し目線は低くなったけど」
『ひょ、憑依ですか・・・なんだかおかしな気分ですね』
「な ん で 俺がこのちびっこなんだよ!!いだっ!?このチビドラゴン噛みやがった!!」
『ふ、フリード、私も痛いよ〜。あ、あの、ちびで
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