第三章 X《クロス》
流星
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ぜ見える!?
居場所ぐらいならわかるかもしれない。
簡単な回避ならできるだろう。
だがしかし、これはそんなレベルの動きではない!!!
「ダァッ!!」
「効くか!!(バチィ!!)」
エレクトリックエェルアンデットがさらに電撃を放つが、それは一刀の翼に弾かれて消滅してしまった。
その後も次々と放っていくが、彼はその隙間を縫ってエレクトリックエェルアンデットへと肉薄、打撃や斬撃を加えていく。
それが続き、もう耐え切れなくなったのか、エレクトリックエェルアンデットがついに本気を出した。
今までは洞窟の崩壊の危険性から使わなかったが、もうそんなことは言ってられない・・・・!!!
ドバァッ!!と、エレクトリックエェルアンデットが全身から電撃を放って一刀を弾き飛ばし、そのうちに両腕を前に突き出してそこに電磁をため込んでいく。
「エネルギーフルチャージ。爆ぜ荒れる雷の前に、消し炭になれ北郷一刀ぉォォォオオオオオオ!!!」
「へっ・・・・」
「地獄に落ちろォッ!!翼人!!!」
ガォウ!!
嵐をまるまる効果音にしたような、そんな音が洞窟内に響き、そしてそれが一刀の耳に届くよりも早くその雷砲は洞窟内すべてを満たして一刀へと向かって来た。
それに対し・・・・・
「剣製防壁、最大展開ッッ!!!」
一刀が翼の中から次々と剣を召喚し、それを積み上げて巨大な盾とする。
ただ盾というにはおかしいと言える点が一つ。それは、その盾は剣の面でではなく、剣の切っ先を向けて作られているということだけだ。
「オオオオオオオオオオオオオオ!!!」
ドォン!!!!
まるで巨大な太鼓が爆発したかのような音が轟き、盾と矛はぶつかり合った。
否、これは・・・・
「回転!!」
ギュああああああああアアアアアアア!!!
一刀の剣製防壁が唸り声をあげて猛回転し始めた。
それによって一つの塊であった雷は四方八方に散らされていく。
その砲撃は洞窟すべてを満たす大きさ。
散らされた雷は行き場を失い・・・なんてことはなく、洞窟の天井、壁、地面を破壊しながら突き進んでいっていた。
その衝撃に洞窟どころか大地が振動し、ガラガラと遠くから崩落の音もしてきた。
だが、砲撃は止まらない。
エレクトリックエェルアンデットにとってはまだまだこれから。
そのすべてを吐き出すまで、こいつは止まることがない!!
「どこまで受け切れるかな!?貴様の剣だって、いつまでも受け切れるわけがない。いつかはぶっ壊れんだろ!?」
エレクトリックエェルアンデット
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