第三章 X《クロス》
流星
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いる。
彼はそれを投げるかのようにして放ち、砲撃にしているのだが・・・・・
「!!!!」
「気付いたか?お前は弾幕の真上にいるのだよ!」
それを見て、観鈴がハッ、と地面を見たときにはすでにそれは薄い光を放っていた。
ここは桜の森。足元には今までの戦闘で散りまくった花びら。
もしこれがすべて弾丸となったら・・・・!!!!
「貴女の純白に、桜の輝きを添えましょう」
「ッッ!!」
「そこに鮮血のスパイスを加えて、ね」
ズゴォ!!!!
直後、観鈴の足元がピンクに輝き
「きゃあアアアアアアアアアアアアアア!!!」
地面から桜の弾丸と化した花びらが何本も立ち上って行った。
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「ゲ、ブゥッッ!?」
漆黒の洞窟内で、無様な声を出して転がる影あり
それは闇と同じような黒い体をしたエレクトリックエェルアンデット
殴り飛ばしたるは、「蒼青の翼人」北郷一刀
向かってきたエレクトリックエェルアンデットに対して、見事なタイミングで正拳突きを以って迎え打ち、顔面ド真ん中に命中させたのだ。
「が・・・・貴様・・・見えて!?」
「いや?見えてはないよ。だけどな・・・・わかるんだよ」
ギリギリギリギリ・・・・
「お前のヌメりのきいた魂が、どこにあるかってのは・・・・・」
ギュゥゥゥゥぅウうううううう!!!!
「俺の魂が、そこにあるお前を殴り飛ばせってな、叫んでんだよッ!!!」
ドゴォ!!!!
「ゲッバッ!?」
「捉えたぞ、お前の動き。ここからは俺のターンだ!!!」
ドゴッ、ガッ、バンッ!!!
「オ、グ、ガァッ!!?」
一刀の拳が、蹴りが、次々にエレクトリックエェルアンデットへと突き刺さっていく。
それに対してエレクトリックエェルアンデットはすべてをまともに喰らい、片膝をついて洞窟を照らして状況を確認した。
一刀はまだ目を瞑っている。
そう、彼はいまだに何も見えてなどはいないのだ
だが!!
「そこだ!!」
「ぬおっ!?」
一刀の剣がエレクトリックエェルアンデットを正確にとらえ、さらには攻防までもを演じてみせる。
エレクトリックエェルアンデットの思考は完全に混乱した。
なんだこいつは・・・・・・
なぜわかる、なぜできる、な
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