第三章 X《クロス》
開戦
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へと消えていく。
さらに理樹。
クロコダイルアンデットの四肢にリング状にしたバリアをはめて動きを止め、ドてっ腹にハンマーにしたバリアをブチ当てて洞窟の入り口外へとすっ飛ばす。
そのままクロコダイルアンデットは海へと弾き飛ばされて落ち、理樹も後を追って飛び込んで行った。
観鈴はブロッサムアンデットを相手にし、クラウドが開けた穴から地上に出、桜の森の中へと突っ込んで向かう。
「各個撃破する気か・・・だが俺の相手は誰になんのかな?」
そこで取りこぼされてしまったコックローチアンデットが、さて誰の加勢に行こうかとそれぞれ四人の向った方向をキョロキョロと見渡し始めた。
さらには横穴からは中級アンデットもわらわらと出てきている。
こいつらが加勢に向かったら、翼人と言えども勝てるかどうか。
しかし、そうはならない。
「てめえの相手は俺たちだ害虫野郎!!」
クラウドの開けた穴がガラガラと大きな穴へと広がったところで、連れてこられた「EARTH」メンバーが穴を囲むようにして見下ろしていた。
そして一気に飛び降りてきて、その他大勢のアンデットどもとの戦闘が始まった。
「おぉおぉ、派手だねぇ。じゃあ俺は今の内・・・」
「テメェの相手は俺だといったろ?」
『またコックローチの相手かい。だがその力は検索済みだ』
そこから穴を這い上がり、どこかへと行こうとしたコックローチアンデットを待っていたのは、仮面ライダーW、ディエンド、そしてハクオロの三人だ。
まるで最初からこいつがこうして上がってくることを把握していたかのように、この三人は待ち構えていた。
『こちらからも援護します』
「ありがとう。でも僕らでやってみるよ。翼人たちの援護にも何人かもう向かってるみたいだし」
こうして、戦いの幕は開かれた。
終末に笑うのは、いったいだれなのか。
《くっくっく・・・・せいぜい戦え。その力――――――私のために完成させるがいい》
どこかで不気味な声がする。
まだ、終わりは見えない。
to be continued
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