暁 〜小説投稿サイト〜
魔道戦記リリカルなのはANSUR〜Last codE〜
Eipic29希望と絶望を併せ持つ者〜The Future Threat〜
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「判りました!」

ハッチを開けた状態のヘリが屋上の直上に到着して、まずはアンジェがイプシロンを抱えたままジャンプしてハッチに着地。次第に振動が大きくなり始める中、わたしはトリシュが跳び易いように「邪魔ぁっ!」魔力弾で周囲のLASを吹っ飛ばして制圧する。

「アリシアさん!」

――天翔けし俊敏なる啄木鳥――

目に留まらない高速射撃魔法での援護のおかげで、トリシュに続いて「よっと!」わたしもヘリのハッチに乗り込むことが出来た。すぐにヴァイスにヘリを「出して!」もらって、屋上から離れ始めたところでビルが倒壊して、LASも瓦礫と一緒に40mの高さから落っこちた。

「にしても、これからどうします? 隕石の落下が続いてるっすよ」

格納庫内に展開されるモニターに、空から地上に向けて流れ続ける隕石が映し出される。ここ中央区画に落ちてくる隕石は、航空空母の“アンドレアルフス”が迎撃してくれてるけど、それでも対処しきれそうになさそう。

「あ! 八神部隊長たちが動くみたいっす!」

別モニターには“夜天の書”をペラペラ捲ってるはやてや、ブラスタービット4基を展開したなのは、それに“バルディッシュ”をライオットザンバー・カラミティにしたフェイトの3人が映った。

「グランセニック陸曹。近場のビルの屋上に寄って頂けますか? 私も隕石の迎撃を行います」

「了解です! アリシアさんか騎士アンジェリエのどちらかは残ってくれますか? イプシロンの護衛が1人も居ないのはまずいんで・・・」

「隕石を砕くだけの威力を持つ魔法は無いし、わたしが残るよ」

デバイスに埋め込まれた魔石の効果時間も残りわずかだし、元よりそこまで威力も無いわけで。だからわたしはヘリに残ってイプシロンの護衛を買って出た。

「私も残ります。残念ながら遠距離攻撃系の魔法は持ち合わせていないので」

アンジェもそう言う理由で隕石迎撃に不参加になった。そしてヘリは倒壊したビルから100mと離れた80階建て相当のビルの屋上にトリシュを降ろして、その近くでホバリング待機。ヘリの窓から、隕石に向かって魔力砲撃を放ち続けるトリシュや、モニターに映る砲撃連射のフェイト達を見守り続けていると・・・

「ん? ありゃあエリオとキャロじゃねぇか・・・?」

ヴァイスがそう言った。列車砲“ディアボロス”の攻略に向かったアリサ達や航空空母“アンドレアルフス”の攻略に向かったすずかとシャルとトーレの様子は、プライソンの全体通信の時にチラッとだけ見れた。だけどシグナムとエリオとキャロの様子は判らなかった。だからちょっぴり不安だったけど・・・。

「あ、ホントだ。フリードに跨ってる!」

ヘリのキャノピーから覗いてみると、飛竜フリードの鞍に座ってるエリオとキャロの姿を
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