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魔道戦記リリカルなのはANSUR〜Last codE〜
Eipic29希望と絶望を併せ持つ者〜The Future Threat〜
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」
ルーテシアとリヴィアも隕石の迎撃を申し出た。その白天王とやらの話を聴けば、「私のヴォルテールと同じだ」キャロの言うように巨大な二足歩行も可能な竜であることが判った。
「でもルーちゃん、リヴィーちゃん。本当に良いの? 手伝ってもらって」
「良いも何もこのままだとミッドは滅ぶし、何より・・・」
「これまで私たちがしてきた事の償いだから」
今は1つでも多く隕石を迎撃できる戦力が欲しいのは確かだ。故に私の独断になるが「頼む!」と、2人の協力を許可した。そして私たちは“アンドレアルフス”から時間を掛けずに脱出するため、再度ユニゾンをしたアギトとの「火龍一閃!」で床に穴を開け、そこから脱出を行った。
「天地貫く業火の咆哮、遥けき大地の永遠の護り手。我が元に来よ。黒き炎の大地の守護者。竜騎招来、天地轟鳴、来よ、ヴォルテール!」
フリードに跨って脱出したエリオとキャロ。キャロの詠唱によって召喚された巨大な黒き竜・ヴォルテールが咆哮を上げる。ルーテシアとリヴィアは女性隊員に背負われての脱出で、ルーテシアは簡潔に「来て、白天王!」と声を上げ、白き巨竜・白天王を召喚した。
・―・―・―・―・―・
プライソンのアジト、その居住区の最奥にあるガンマという名の、“スキュラ”シリーズの三女の私室にて、聖王教会騎士団の騎士であるクラリスが率いる隊、それに時空管理局本局は第零技術部の次女・ドゥーエ、本局内務調査部・査察課のヴェロッサが、死体を改造したサイボーグ・LASの一群と交戦していた。
「ダメだ。陸戦兵器は騎士団に殲滅食らったし、空戦兵器も局の空戦戦力に蹂躙されたし。グレムリン程度じゃ外のLASを破壊することしか出来ない」
卵型の椅子に座り、必死にプライソンの真の目的である自殺を食い止めようとするガンマ。しかしこれまでの戦闘で受けた被害の大きさに、彼女の出来ることがあまり無いことが判明したことで悲嘆に暮れていた。今の彼女に出来ることは、列車砲・“ディアボロス”の転送室にミサイルを転送させて補充することくらいだ。
『ふふ、ははは・・・ハハハハハハ! アルファ、ベータ、ガンマ、デルタ、イプシロン! 創造主である俺からの離反! 楽しませてもらったぞ! だが裏切りは裏切りだ!』
ガンマ私室内のモニターから発せられるプライソンの非道な声。ガンマの前髪に隠れた瞳から涙が溢れ流れ出す。父と慕った男の真の目的が自殺にあることを知らされず、ずっと騙されて来たことも悲しければ、用済みだと処理されそうになっている現状も、彼女の心を軋ませていた。
『プライソン!』
『嫌だね。俺は死にたいんだ。いっちょう派手にな。お前たちを道連れにして。そういうわけで・・・先に逝っていてくれ、我が愛おしく、そして最後に弓を引いた愚かな作
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