暁 〜小説投稿サイト〜
魔道戦記リリカルなのはANSUR〜Last codE〜
Eipic29希望と絶望を併せ持つ者〜The Future Threat〜
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したものか」

『メガーヌ・・・。今はとにかく、ルールーやリヴィー、あとシグナムの部下・・・、エリオとキャロ?だっけ。ソイツらとも合流しよう』

「洗脳されていた間の記憶も残っているのだな」

『つってもここ2年くらい前からしか残ってねぇから、それ以前にどんな悪事を働いたか判らないけどさ』

「気にするな。・・・ではアギト、頼む」

『おうよ! ひっさびさの! 猛れ、炎熱! 烈火刃!』

炎熱付与武器強化魔法を発動してもらい、私の炎熱魔法の火力をさらにグッと跳ね上げさせた。体の正面を向けるのはエリオ達の居る右翼。そしてカートリッジを2発とロードし、壁抜きを行うために左手に火炎の剣を作り出す。

「『剣閃烈火!』」

振り上げていた左腕を・・・

「『火龍・・・一閃!』」

振り下ろした。左手の炎剣は前に真っ直ぐ伸び、火炎砲撃として壁を撃ち抜いて行く。砲撃の威力は減衰することなく、順調に壁を撃ち抜き続ける。

『なあ、シグナム。目標の部屋のどこにルールー達が居るのか判らないのに、大雑把に撃って良かったのかよ』

「・・・あれほどの魔力反応だ。来る前に感じ取れるだろう」

『今の間は何だよ・・・』

別に考えていないわけではない。いくら大火力砲撃だろうが、幾重もの鋼鉄の壁を数kmに亘って貫通できるものではない・・・はず。とにかく「壁に開いた穴を通って行こう」っと歩き出した時・・・

「こっわ! 目の前で火炎砲通過とかこっわ!」

穴の向こうの通路から聞き憶えのある声がした。ひょこっと穴から顔を覗かせたのは「クララ・・・!」だった。同じ特別技能捜査課に所属する先輩局員だ。彼女の後ろには武装隊員が10人ほど居た。

「クララ、どうしてここに・・・?」

「シグナムさん、その姿・・・って、そうだった! ついさっき、機動六課の高町教導官とハラオウン執務官、教会の騎士プラダマンテの手により確保されたプライソンから、新たな声明が出されたの」

なのは達は自らの仕事を無事に果たせたのだな。その安堵の次にはプライソンの真の目的とやらに目眩がした。よもや隕石を降らせてミッドを壊滅させ、大気圏外に在る兵器・“アグレアス”の特攻で不老不死の自分を殺すなどと。

「大火力遠距離攻撃が出来る局員・騎士のみんなが本局の艦隊が到着するまでの間、隕石の迎撃を行うことになったの。スキュラのサイボーグ達もプライソンを裏切って、各兵器で迎撃を行ってくれているし」

「そうか。・・・そうだ、クララ。そこに居る女性を確保してくれ。彼女も救出・保護対象の1人で、メガーヌ・アルピーノ准陸尉だ」

「洗脳されてるメンバーの1人でしたっけ。了解です」

技術部のマリエル技官と医務局のティファレト医務官の名を出し、准尉の調
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