暁 〜小説投稿サイト〜
魔道戦記リリカルなのはANSUR〜Last codE〜
Eipic29希望と絶望を併せ持つ者〜The Future Threat〜
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†††Sideキャロ†††
ルーちゃんとリヴィーちゃんの姉妹と交戦して、エリオ君がリヴィーちゃんと相打ちになってことで、残るは私とルーちゃんだけとなった。気を失ってるリヴィーちゃんを膝枕してるルーちゃんに、「まだ、続けるの・・・?」って確認してみる。
「・・・もちろん。リヴィーが居なくても私にはもう1人、ガリューって言う相棒がいるから」
ガリュー。人型の召喚虫だよね。私には飛竜フリードが居てくれるけど・・・。でもこのまま交戦に入りたくない。出来るだけ説得を試みて、上手く行けば最高。ダメでもシグナム副意隊長との合流までの時間を稼げれば・・・。
「メガーヌ准尉の事はちゃんと助けるよ。だからもうやめよう・・・!」
「確証の無い話なんて聞きたくない。絶対にママを助けられる確証を得てからにして」
「ルーちゃん! もう少し話をし――」
「うるさいっ! 話はこれまで! ガリュー!」
私の話を怒鳴り声で遮ったルーちゃんは、リヴィーちゃんの頭をゆっくりと床に降ろしてすぐにガリューを召喚した。ガリューはリヴィーちゃんをお姫様抱っこして、部屋の隅っこに連れて行った。
(これ以上は引き延ばせない・・・か。エリオ君・・・)
私もエリオ君の頭を太腿からゆっくりと降ろして「よいしょっ!」っと、エリオ君の両脇に両腕を差し込んで上半身を持ち上げる。私たちの戦いに巻き込まないように部屋の隅っこにズリズリと引き摺っているとトントンと肩を叩かれた。振り向いてみるとそこには「っ!? ガリュー・・・!?」が居た。
「え? え? あの? え・・・?」
「その子もガリューに運んでもらって。あなたじゃ時間掛かるし」
すでにスタンバイしてるルーちゃんがそう言った。やっぱり優しい子。騙し打ちとか奇襲とか、そういった考えが思い浮かばないくらいにガリューやルーちゃんから敵意が感じられないからお言葉に甘えて「お願いします」お礼を言って、エリオ君をガリューに預けた。
「ねえ、ルーちゃん」
エリオ君がリヴィーちゃんの隣に優しく横にされたのを見て、私は「本当に止まってくれないんだね?」って最終確認を取った。ルーちゃんは「しつこい。私たちの意思は変わらない!」って答えて、周囲に短剣型の魔力弾を12発と展開した。側に控えるガリューもルーちゃんに合わせて構えを取った。
「・・・フリード、行くよ。ケリュケイオン、サードモード!」
両手にはめた“ケリュケイオン”をフルドライブモードにする。両手の甲にあるクリスタルから1対ずつ、計4枚の翼を展開する。
「ブーストアップ・バレットパワー!」
足元にミッド魔法陣を展開して、射撃系魔法の威力を強化する魔法を発動。効果は私とフリードに及ぶ。私も周囲に魔力スフィアを3つと展開。あと「
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