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魔法少女リリカルなのは〜英雄の力を持った少年達の物語〜
プロローグ
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 俺の名は『暗闇(くらやみ) (まこと)』。
 突然だが、俺はたった今死んだ。
 何を言っているんだ?お前、頭大丈夫か?等々……色々思うところがあるだろう。
 だが、先に言っておく。
 俺の目の前には神様とか言う変なおっさんがいる。

「変なおっさんなどではない!わしは正真正銘、神様じゃ!」

 ……とりあえず、人の心を読む辺り、神様だと思う。
 俺もできれば、夢であってほしかった。
 だが、人ってのは悲しいことに、そう思いたくないところに行ってしまう。
 現に俺の目の前に神様がいる。この時点で俺は死んだとしか言いようがない。

「断念な結果で死んでもうたな。わしがよしよししてやるぞ」

 うむ、とりあえず神様、さっきから人の心を読むのやめてもらおうか?
 地味にそれイライラする。後、よしよしもやめろ。年相応の男性にそれをやるのはどうかと思うぞ?

「わしは男が好きじゃ。だからやめろと言われてもムリー」

 よし。コイツ、後で絞め殺すか。

「……それよりも、お主にはこれから転生してもらう」

 あ、コイツ、自分の身を守ることを優先しやがった。
 まぁ、俺もそろそろそっちに入ってほしかったから別に良いんだがな。

 それで転生場所は?

「場所は皆さん、ご存知、『リリカルなのはの世界』じゃ!」

 ……ふざけんなぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!

 何で俺がそんな危険なところに転生されるはめになるんだぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!

「だって〜、他の世界、知らないんだもん」

 知らないんだもんで、すまされるかぁぁぁ!

「ええい!黙ってその世界に転生されてこい!じゃないとなにも持たず、すっぽんぽんで行ってもらうぞ!」

 あ、それだけはやめてください。

「分かればよろしい」

 くっ、神よ、後で覚えておけよ。

「それで、特典は何が良い?」

 ……全平成仮面ライダーに変身できるようにしてくれ。

「む、なんじゃ、お主もか」

 お主も?俺以外にも特典で仮面ライダーを選んだ奴がいるのか?

「うむ。実はお主が転生する世界、『リリカルなのはの世界』は5人の転生者がいてな。5人共、仮面ライダーの力を宿していてな」

 成る程。つまり俺も仮面ライダーの力を持つのは不味いのか?

「いいや、不味くはない。ただ、こうも同じ特典だと味がないからな」

 ……それなら、怪人に変身できるようにしてくれ。

「む、それは構わんが、お主はそれで良いのか?」

 味がないなら仕方がない。なんなら、俺がそいつらの敵になってやろうか?

「うむ。わかった。だが、無理に敵にならなくていいぞ。帰って色々面倒だからな」

 ……わかったよ。

「デバ
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