外伝〜運命が改変された主従の少女達の邂逅〜
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もあったクロウ・アームブラストとクロチルダと共にパンダグリュエルから撤退したデュバリィからの凶報を聞いていた。
「パンダグリュエルがメンフィルに占領され、ルーファス君が討たれ、挙句の果てには皇女殿下まで奪われておきながら、自分だけおめおめと逃げ帰っただと!?この役立たずが!」
「………………ッ………!」
カイエン公爵に怒鳴られたデュバリィは反論が見つからず、悔しそうな表情で唇を噛みしめ
「パンダグリュエルには”怪盗紳士”と”劫炎”もいたはずよ!貴女だけ撤退したという事はまさかあの二人まで………!」
「…………はい。私達が対峙した”殲滅天使”の話によると二人ともメンフィルの使い手達に討たれたとの事ですわ。」
「う、嘘でしょう!?あのアリアンロードと互角と言われていた”劫炎”まで討たれたなんて……!一体誰があの二人を討ち取ったの!?」
自身の推測を重々しい様子を纏って答えたデュバリィの答えを聞いたクロチルダは血相を変えて声を上げた後信じられない表情でデュバリィに問いかけた。
「No.]はNo.U――――”剣帝”も加わったメンフィルの使い手達に、No.Tは”英雄王”にそれぞれ討たれたとの事ですわ……」
「!!そ、そんな………あの二人を失い、”劫炎”を除けば間違いなく”執行者最強”の使い手であるレオンに加えて”英雄王”とまで戦う事になるなんて、どうすればいいのよ………」
デュバリィの報告を聞いて目を見開いたクロチルダは表情を青褪めさせて身体を震わせ
「……ヴァルカンとスカーレットもパンダグリュエルにいたはずだ。あの二人も戻って来ていないという事はまさか……っ!」
一方ある事が気になっていたクロウは厳しい表情でデュバリィに問いかけた。
「……ええ。あの二人も”殲滅天使”率いるメンフィル軍の部隊に討たれましたわ………」
「!!ヴァルカン………スカーレット………畜生―――――ッ!」
そしてデュバリィの答えを聞いたクロウはレン達に討たれた二人の顔を思い浮かべた後悔しそうな表情で声を上げた。
「おのれえええええええッ!薄汚い侵略者共が――――――ッ!貴様らから受けたこの屈辱は必ず倍にして返してくれる!」
「冷静になってください、閣下!私達はまだ正規軍も制圧しきれていない状況である事に加えて”総参謀”のルーファス卿まで失った状況で、メンフィル帝国―――他国との戦争をする余裕はありません!」
怒りの表情で声を上げたカイエン公爵の様子を見たクロチルダはカイエン公爵を宥めようとしたが
「黙れっ!パンダグリュエルや皇女殿下が奪われたのも、ルーファス君が死んだのも全て貴様ら”裏の協力者”共の無能さが招いた事!今回の失態の責任を取ってもらう為にも貴様らにも当然メンフィ
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