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提督はBarにいる。
長芋でスタミナを・その3
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「まぁ大井っちは提督が目当てみたいだけどさー」

 やって来たのは北上と大井。ウチには大井・北上のハイパーズコンビが3人ずついるが、三者三様性格が全く違う。見分けも付けにくいので スカーフの色を変えて判別している。

ハイパーズ(赤):最古参のハイパーズコンビ。三度の飯より戦闘好きで、かなりの脳筋。

ハイパーズ(青):提督LOVE勢のハイパーズコンビ。互いに互いを好きあってはいるが、仲の良い友達レベル。特に大井は提督にぞっこん。

ハイパーズ(黄):所謂クレイジーサイコレズ。北上もそれを嫌がってはいないし、隙あらばイチャついている。提督を毛嫌いしているが、仕事上の上司として最低限の言う事は聞く。


 と、3通りのハイパーズがいるのだが、互いに仲が悪い訳でもなくそれぞれに性格の違いを理解して付き合っているので特に問題は起きていない。今晩ウチに顔を出したのは青いスカーフのハイパーズコンビである。

「いや〜最初は他の娘達と間宮さんで飲んでたんだけどね?解散した後飲み足りないから飲み直そうって話になってさぁ」

「そしたら大井がウチで飲もう、と言い出したワケか」

「正解〜」

 そりゃあね?見りゃ何となく解るもの。こっち見ながら満面の笑みで鼻唄ルンルンしてるもの。

「む〜……」

 阿武隈は前髪を抑えて唸りながら北上を警戒している。聞く所によるとどの北上も、阿武隈に出くわすと頭をワシャワシャと撫でたくなり、その度にセットした前髪が崩れるとご立腹らしい。

「何だよアブぅ、そんなに警戒しなくても良いじゃんかさ〜」

「北上さんが止めてって言っても頭グシャグシャにするからでしょ!?後アブぅって呼ぶのも止めて!」

「や〜、なんてーか多摩姉にとっての猫じゃらしというか、マタタビというか……なんか弄りたくなるんだよねぇ」

 北上はうへへへと笑いながら、両手をワキワキと動かしている。

「うぉ〜い、アホやってねぇでとっとと注文してくれよ?」

「あ、そう?んじゃあアタシは梅酒ロックで。ツマミはテキトーに」

「あ、私も梅酒で。……出来ればカクテルがいいです」

「あいよ。んじゃツマミは俺が作っから、酒は早霜頼むな?」

 早霜もコクリと頷くと、手早く準備に入った。さてさて、俺もとっとと作りますかねぇ。


《お好みの具材で!とろろ芋グラタン》

・とろろ:200cc

・卵:2個

・マヨネーズ:大さじ2

・塩:小さじ1/3

・しめじ:1/3パック位

・ブロッコリー:小房で8〜10個

・オクラ:4本

・ピザ用チーズ:適量


 さて、作っていくぞ。まずは長芋をすりおろしてとろろにする。そこにマヨネーズ、卵、塩を加えてよく混ぜ
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