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甘い甘い日常・・そんなものが長く続くはずがない
翔琉の初恋
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コーンカーンコーン。ちょうど資料が読み終わったところで予鈴がなった。
ガラッ。教室の後ろの扉が開いた。そこにいたのは、紛れもなくおれが一目惚れした彼女の姿があった。クラス中が静まり返った。その数秒後、ザワザワとひそひそ話がした。
彼女は黒板に貼ってある自分の席を確認し、席に向かった。空いている席はっと・・・。見渡すが俺の隣しか空いていないみたいだ。
(まさか?そんなはずは?)
もう一度見渡すが席はない。ということは俺のとなりに座るということだ。
(やっっっっっったーーーーー?!!!)
「よろしくね?翔琉君。」
「ん、ああ・・よろしく。」
まさか声までかけられるなんて?
ああもう、死んでもいいかも。こんな美少女が俺のとなりにいるだなんて?最高?神様ありがとうー?
そんなことを考えていると先生と思われる人が入ってきた。
「はーい、じゃあ席についてー。」
その一声で全員が席についた。
「休みは・・・いないな。よし。じゃあこれから今日の日程について確認する。」
「ちょっと待ってくださーい。先生は誰ですか?」
一人の生徒が質問した。
「おおっと、そうだったな。私はこれから一年間お前達の担任をすることになった秋月夏蓮だ。よろしく。」
そうだったのか。しかし、若く見えるな。
「では今日の日程について確認する。まず始めにクラスごとに身体測定を行う。その後、学年全体で集会。そして教室に戻ってきたのち、HRとなる。いいな?」
『はい?』
「よし。では身体測定を行う。全員で保健室に移動だ。」


身体測定、学年集会がおわり教室に戻ってきた。
「お疲れ様。これからHRだからまず始めにみんなの自己紹介をしてもらおうかな?」
・・・・来てしまった。地獄とも思わしき試練が。
「じゃあ出席番号順にやってもらおうかな」
一人ずつ自己紹介をしていった。
「じゃあ、次の人」
「はい。」
彼女の番だ。注意深く聞かなくては?
「出席番号20番、来栖にいなです。早くこのクラスのみんなと仲良くなりたいと思います。よろしくお願いします。」
何度聞いても透き通るような声だった。クラスの全員が聞き入っていた。
「じゃあ次の人。」
あと4人で俺の番だ。
「じゃあ次の人」
「はい。」
ついに来てしまった。
「出席番号25番、藤堂翔琉です。みんなと仲良くなりたいと思います。よろしくお願いします。」
まあ、いいんじゃない。
「じゃあ次の人」
そして、全員の自己紹介が終わった。
「はい。じゃあ全員の自己紹介が終わったので私の自己紹介をします。
お前達の担任の秋月夏蓮だ。年は28。既婚。この学園に勤めて4年となる。まあ、こんなところか。」
「はーい、質問でーす。子供何人いますか?」
「子供か。子供は3人。一番上が高3。二番目が中2。
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