0017話『礼号組、出撃!』
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m砲ちゃん…?」
長10cm砲ちゃんに問いかけるが喋れないのでただ腕をピコピコさせているだけだった。
でもやる気はあるようで何度も飛び跳ねていた。
「という訳で鋭気を養うためにお昼の食事はカツ定食よ!」
「あ、頭痛い…出撃前だからってゲン担ぎにしては重いでしょうに!」
霞が足柄を残念そうな目で見る。
しかしそこで大淀が話しかけてくる。
「まぁまぁ霞さん。いいではないですか。…それに出撃表で旗艦はやっぱりというべきか霞さんでしたよ?」
「はぁ!? 私なの!?」
「はい。礼号組で出撃するなら駆逐艦を旗艦にするならここはやはり霞さんではないとと思いまして」
「そ、そう…まぁそれなら頑張るわ」
霞は少し照れながらもそれを承諾した。
それから六人は昼食でカツ定食を注文して鋭気を養ってから港に出て出撃準備を終えた。
「それじゃ司令官? 出撃してくるわ。随時指示をお願いね?」
『わかった。勝利を期待しているよ』
提督と無線機で会話をしながらも霞は少し気分が高揚していた。
「(なんだかんだ文句言ったけど…この世界では本格的な戦闘…楽しみね)…それじゃ出撃!」
そして霞を旗艦に一同は沖ノ島沖へと出撃していった。
海上を滑走しながらも、
「さて、それじゃ大淀。索敵をお願い!」
「わかりました、霞さん!」
それで大淀が零式水上観測機を射出する。
それでしばらく時間が経過して、
「霞さん! 敵水雷戦隊を発見!」
「わかったわ! 単縦陣で海域へと突入して、各自砲撃戦の用意を!」
「「「了解!」」」
それで霞を先頭に単縦陣を組んで敵水雷戦隊と接触する。
それで敵編成を見て、
「(この編成はもとの世界と変わりないか…)それじゃ行くわよ!」
「「「おー!」」」
霞の掛け声とともにまず足が速い足柄が砲撃をする。
それは見事に敵駆逐艦へと直撃し、沈める。
「やるね、足柄の姉ちゃん! あたいも負けてらんないぜ!」
「そうだね、朝霜姉さん!」
続いて朝霜と清霜が砲撃を撃つ。
「い、いきます!」
「当てるわよ!」
「いきます!」
残りの三人も砲撃を撃ち、敵編成は旗艦が小破で残りは見事に沈めていた。
「すみません、撃ち漏らしました!」
照月がすまなそうにそう叫ぶ。
「いいわ! 雷撃戦で沈めるわよ! 全艦、魚雷の用意を!」
そして「てぇッ!」という合図をして一斉に魚雷を放ち、敵旗艦も沈めて無傷で勝利を収める。
「初戦から快調ね!」
「油断は禁物よ! 次はおそらく夜戦エリアだから!」
それで夜戦へと突入していく一同。
みんなは各々で敵砲撃を避けながらも砲撃を与えていくが、そこで照月が直撃を食らってしまい中破してしまう
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