暁 〜小説投稿サイト〜
魔道戦記リリカルなのはANSUR〜Last codE〜
ANSURY其は恐怖に彩られし宵闇の化身なる者〜LeseFear〜
[8/13]

[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話
”や“戦天使ヴァルキリー”は、アースガルドはセインテスト王領・グラズヘイムに在るヴァルハラ宮殿へと帰還した。私と恋人のシェフィリスは仲間たちと別れ、本作戦に参加した各“ヴァルキリー”の状態を確認していた。

「ブリュンヒルデ隊が留守番でも、戦線押し返しは楽だったね」

「あの子たちはここ最近ずっと稼働していてくれたしな、少しは休ませてやらないと」

「ティーナやシュヴァリエル達も休ませてあげたいんだけど・・・」

「ヘルヴォル隊は出来るだけ出したいな。あの子たちの高火力と防御力は魅力だからな」

今回の戦闘にはティーナ率いるヒルド隊とシュヴァリエル率いるヘルヴォル隊、そしてクリスト率いるゲイルスケルグ隊の3隊に参加してもらった。ヘルヴォル隊は特攻隊のため、ダメージを負う割合が高い。ティーナ個人もミサイル娘なため、ヘルヴォル隊と並ぶダメージ率だが、撃破率が異様に高い。ハイリスクハイリターンというわけだ。

「アプリコットに回復最優先を指示しておくよ。これから戦勝会だし、主役でもあるあの子たちが参加できないのは可哀想だもの」

「まぁアプリコットから送られてくるデータを見る限り、すでに回復率が80%超だけどな」

なんてシェフィと話をしていると、『お父様、お母様! プリメーラですが、今お時間よろしいですか!』そんな念話が入った。相手は「プリメーラ?」だった。

『どうしたの? なんか怒っているようだけど・・・』

『そうなんです、お母様! お父様と一緒に1階の第3調理室へ来て頂けますか!』

プリムがお怒りモードに入っている。感情統制プログラムが強レベルなプリムが怒るとなれば、それは姉心が働いている時だ。“ヴァルキリー”の少年組が何かやらかしたかな。そういうわけで指定の調理室へ来たんだが・・・。

「聴いて下さい、お父様、お母様! この子たち、戦勝会で振舞われるデザートやスイーツをつまみ食いして、さらには2皿を空にしたんです!」

腕を組んで仁王立ちのプリムの隣には少年組の1人であるソアラが居り、2人の目の前には正座をさせられた“ヴァルキリー”が7人。リオとミオとナーティア、それにコゼットとエミリアとカレンの予想通りな少年組(身長が155cm未満)の一部と、それに「レーゼフェア・・・」だ。

「はあ? 僕はなんのことか知らないもん。最初から空だったもん」

「どの口が言いますか! ヴァルキリーの開発ナンバリングで1ケタという姉のあなたが、率先して食べていたとソアラから報告が入っています! リオ、真面目なあなたが居ながらどうして止めなかったの?」

「あぅ〜。だからダメだって言ったのにぃ〜・・・」

名指しを食らったリオがしょんぼり肩を落とした。自分以外の6人はそれほど真面目ではない、外見通りの子
[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2025 肥前のポチ