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魔道戦記リリカルなのはANSUR〜Last codE〜
ANSURY其は恐怖に彩られし宵闇の化身なる者〜LeseFear〜
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放射した魔力弾があの子に着弾していくが、「あいたた!」そう軽く言いながら突破して来た。
――
戦滅神の破槍
(
コード・ヴィズル
)
――
そんなレーゼフェアの背後に雷撃系スフィアを1基と展開し、猪突猛進なあの子の背中に向けて発射する。あの子の足元は砲撃や光槍によって照らされているため影は出来ていない。影渡りによる回避も影操作による防御も出来ない。が、「ハズレ!」あの子はヘッドスライディングすることで砲撃を回避した。
「リフレクティブミラー!」
複製に頼らずにすずかの反射魔法を発動。レーゼフェアの頭上を通過して俺に戻って来た砲撃を反射鏡で反射させて、今度はあの子の真正面へと向かわせる。立ち上がったばかりのあの子の視界が砲撃で塞がれたのを確認し、あの子の直上へ移動。
「忘れたのぉ? 閃光・炎熱・雷撃系は、僕のエオフェフの前じゃ無力だってことをさ!」
ただの拳打で上級の雷撃砲が粉砕される。レーゼフェアの所有する神器は、神属の威厳を示すとされる閃光と炎熱と雷撃の3属性を無力化させることの出来る籠手・“聖狩手甲エオフェフ”の複製品。そんなことくらいは理解している。俺がオリジナルの持ち主から複製し、レーゼフェアに授けたのだから。
「って、あれ? 居ない・・・?」
砲撃が粉砕された際に放電現象が発生した。おかげでレーゼフェアの視界をさらに妨げたことで、「ふんっ!」俺の直下に居るあの子の背中に“エヴェストルム”を突き立てることに成功した。零距離での一撃を狙ったが・・・
「あま〜い!」
――
高貴なる堕天翼
(
エラトマ・エギエネス
)
――
レーゼフェアの背中から放射状に20枚と展開されるクジャクの尾羽のような魔力翼。その衝撃であの子の背中に突き立てていた魔力刃が砕かれ、さらには俺も「っく・・・!」吹っ飛ばされた。
「油断したね? でも残念! 僕も本気を出すよ!」
――
昏き淵より手招く罪深き聖域
(
サンクテュエール・コンフェッシオン
)
――
広間一面を覆っていた影が急速にレーゼフェアの元へ収束していく。あの子の足元に広がる影から伸び出すのは、何百本という先端が剣状になった影の触手。あの子を護るように周囲をうねうねと蠢く。
「まずは厄介な
照明灯
(
やり
)
から排除したげるよ!」
ブワッと広範囲に向けて伸び出す触手が、苦手なはずの閃光系魔力で創られた光槍に巻き付いて呑み込み続ける。魔術は属性の優劣以上に神秘の優劣が重要だ。レーゼフェアの影が俺の光槍の神秘が上回ってしまったのだろう。
「さぁ空に舞っちゃえよ、神器王!」
足元の影をさらに拡げたレーゼフェアが腕を振るうと、3ケタ程の影の触手が鞭のようにしなりながら超速度で伸びて来る。空戦形態は維持しているため、その場に留まることなく、ゆりかごの
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