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魔法少女リリカルなのは 絆を奪いし神とその神に選ばれた少年
番外編 文化祭に響く七人の歌声、そして新たに生まれる伝説
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「えぇと……ここは、この公式を使って……こうだな。よし、次は……」
ここは全の家。全は部屋で勉強をしており、今は数学の勉強をしている。
勉強を始めて既に二時間。凄い集中力としか言えない。
「ふぅ……少し休憩を入れるか……あ」
背伸びをして体を伸ばし、全はある場所に目が行く。そこにあったのはある賞状。
と言っても何かしらの賞を取ったという事ではなく、それは所謂学校でのお遊び賞のような物だ。
そこに書かれているのは「文化祭カラオケ大会 一位」という内容だった。
「まさか……あのアニメがこっちでもやってるとはな……」
全は賞状を見ながらあの文化祭を思い出す。そう、あれはミサキと一緒に回っていた時だった。
「にしても、ここの文化祭は小学校とは思えない程充実しているな」
「そうなのか?俺は分からないから比べることが出来ないんだが……」
「ああ、少なくとも小学校でここまで充実している所はあまりないだろう。というか小学校で文化祭というのも珍しい位だしな」
文化祭のパンフレットを広げながらどこに行こうかという思案をしているミサキと全。
というのも突発的な再会であったため、どこに行こうかなどは決める時間がなかったのだ。
故に、こうして文化祭のパンフレットを広げながらどうしようかと相談し合っているのだ。
「うぅん……ん?これは……」
と、色々と見ていたミサキがふとその足を止めた。
ミサキが足を止めたのを感じたのか少しした所で全も足を止め、振り返る。
「?どうした、ミサキさん」
「全、これ。これに行こう」
と言ってミサキがパンフレットを広げながらある場所を指さしていた。
そこに書かれていたのは「第一回聖祥大付属小学校カラオケ大会〜一位の栄光をつかみ取るのは誰だ!?〜」という物だった。
まあ、要するにカラオケ大会である。というか、文化祭でカラオケ大会はいいのだろうか?と全は思案するがそこまで深く考えるものではないかと思い、考えるのを止めた。
「行っても構わんが……俺は歌わんぞ?こっちの歌はあまり聞かないからな」
全の言う通り。全は
こ
(
・
)
ち
(
・
)
ら
(
・
)
の歌は全然聞かない。そんな事をしている暇があれば鍛錬に身を費やしていたいからだ。
しかし、全の前世……しかも
あ
(
・
)
る
(
・
)
ジ
(
・
)
ャ
(
・
)
ン
(
・
)
ル
(
・
)
においてならば全は色々と歌える。しかし、同じ歌があるとは思えない為全はこう言ったのだ。
「それでもだ。どんな感じか見てみたいじゃないか。よし、決まったな。さあ行こうすぐ行こう今すぐ行こう!」
「うわ、ちょ!?ミサキさん、引っ張らないで!自分で歩けるから!」
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