課外授業のデイウォーカー
ヴラディ家当主と面会×ヴァレリーとお茶会
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った後に対人恐怖症や神器のコントロールと鍛錬で覚醒したバロール。
そう言われたマリウスは、しばらく考えるようにして顎に手をやる。そして考えた後、ニッコリと微笑むが俺にはその微笑みに裏があると悟った。
「分かりました。解放しましょう」
そう言ったが、ギャスパーも白音もリアスもその言葉には裏があるのではと。まあ玉座の間であれほどの事を言った後だし、怪しさはあるが今はその言葉を聞いてマリウスは続けて告げる。
「ただし、少しだけ時間を下さい。何せ政権が移り変わったばかりですから、女王に据えたヴァレリーがいきなり降りるのも体裁が悪い。しばしお時間を頂ければ、ヴァレリーを貴方方にお渡し致しましょう。ヴァレリー、日本に行ってもいいですよ。あちらでギャスパー・ヴラディと平和に暮らせばいいでしょう」
「けれど、聖杯は・・・・」
「気にする必要はありません。貴女はもう使わなくても良いのですし、充分に役目を果たしてくれましたから。聖杯から『解放』されてもいいでしょ」
聖杯についてはもう使わなくてもいいと言ったが、俺は『解放』について引っかかった。こういう悪党は、必ず神器を使用するのが後天的となる可能性が高い。コイツをマークしといた方が良さそうだけど、ギャスパーもヴァレリーも今は喜ぶべきだと思う。
ヴァレリーを手放すとは思わないが、ギャスパーもそう感じたのか表的には礼を言っていたが裏ではヴァレリー以外の者達は疑念の眼差し。不吉な感じで終わったお茶会であったが、この先に起こる事で推測が当たるのであったかは俺自身でもよく分からない状態だった。
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