第53話<パーティの光陰>
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ちょっと早口で流した。意外にも「硬ぁーい」という声は、あの島風からも今回は出なかった。ピンク作業服の威力か?
「では皆さん、器をお取り下さい」
全員が一斉にガチャガチャと器を構える。
「わが国の勝利と鎮守府の発展を願って乾杯!」
『かんぱーい』
その瞬間、私は食堂の後ろの方に、あの黒髪の艦娘を見つけた。えーっと、あれは、やっぱり見覚えが……
ところが、その艦娘を気にしていたのは舞鶴も同様だったらしい。近くの艦娘たちの器を合わせながら見ていると舞鶴が、その艦娘に近づいて行くのが確認できた。
でも、その艦娘は舞鶴が近づくと直ぐに察知して、そそくさと退出した。『しまった』という表情の舞鶴。
うーむ、気になるなあ……。
あの艦娘は一体? そして舞鶴との関係は?
「……待てよ、舞鶴?」
私が居た所だよな。
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