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Sword Art Rider-Awakening Clock Up
ヨツンヘイム
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HPゲージが減少するのをリーファは見た。あんなおもちゃのような武器で邪神級モンスターの圧倒的な装甲を貫くとは、よほど投剣スキルが高くなくてはできない芸当だ。
所詮は、膨大な邪神のHPからすれば無に等しいダメージではあったが、この場合はダメージが発生したこと自体が重要なのだ。なぜなら__
「ぼぼぼるるるるううう!」
という怒りの雄叫びと、ギョロリと向けられた3対6本の視線は、巨人のターゲットが象クラゲからネザー達3人のパーティーへと切り替わったことを意味する。
「……逃げるぞ!!」
ネザーが絶叫すると同時に、キリトはクルリと北を向き、雪煙を散らして2人は失踪し始めた。
「ちょっ……」
リーファはパクパク口を動かしてから、遠ざかる2人を慌てて追った。直後、すぐ後ろから轟く咆哮と立て続けの地響き。巨人もまたリーファを含めた3人を追いかけてきたのだ。
「待っ……や……いやああああああ!!」
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