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魔道戦記リリカルなのはANSUR〜Last codE〜
Eipic28手を取り合えば〜Cooperation of a Different Party〜
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・・・

『あー、コホン。ご機嫌麗しゅう、管理局・教会諸君。そして、我が愛おしき作品・スキュラ達』

あたし達の前にモニターが展開されて、どういう理屈か判らないけど歪んだ空間に四肢を拘束されたプライソンや、デバイスを構えたままのなのはさん達が映し出された。するとデルタが『パパ!』と笑顔を浮かべて、すべてのシークエンスを中断した。
だけどプライソンの口から語られる、隕石と“アグレアス”という兵器を地上にぶつけてミッドを道連れに自殺するっていう、巻き込まれるこちらとしては堪ったものじゃない彼の真の目的を耳にして、「え・・・?」呆けた。

「隕石ってマジかよ・・・!」

「第一波は無人区域に落ちた様ね」

ルシルさんはプライソンを全力で殴った後、転移魔法を使って“アグレアス”へと転移した。プライソンに死ぬのが目的だというのは嘘だと言ってください、って噛みつくアルファやベータに続いて・・・

『そうだよ、パパ! デルタ、そんな事の為に、パパを死なせるために戦ってきたわけじゃないよ!』

デルタも悲痛な声を上げた。イプシロンやガンマって娘も反感を示し始めた。そしてとうとうガンマが、プライソンの目的を挫くために他の“スキュラ”達と一緒に反抗することを決意した。

『デルタ達は、パパに死んでほしくないんだよ』

デルタがそう言うと、ドォン!と轟音と全身を振るわせる振動が2連続で襲って来た。巡航ミサイルの発射を示すものだ。本当にプライソンに逆らうつもりなんだわ。

「っ? 何か来ます・・・!」

スバルがそう言った直後、死体兵器のLASがドッと侵入して来た。室内の機器が漏らす電灯に照らされるその黒い装甲に、ゾワッと背筋に悪寒が走った。

「何よ、コイツら! 一体どこから湧いて出て来たのよ!」

「おい! わんさか出てきやがった!」

「LASがこんなに・・・!?」

「ヴィータ副隊長、アリサさん!」

LASの濁流に飲み込まれる。もみくちゃにされる中での攻撃に備えたけど、全機はあたし達を素通りしてデルタのポッドに向かって行って、籠手から伸びる剣でポッドに攻撃を加え始めた。

「プライソンの野郎! 邪魔だからってスキュラを始末する気か!」

「そんな身勝手、許さないわよ! デルタ、AMFを解除しなさい!」

『う、うんっ!』

強烈なAMFが解除されたことで「セットアップ!」あたし達は再変身。そしてヴィータ副隊長とアリサさんのデバイス一振りでLASは一斉に吹き飛ばされ、勢いよく壁に叩き付けられた。

「シュートバレット!」

あたしはすかさず物理破壊設定の魔力弾でLASの四肢を撃ち抜いて破壊して、身動きが取れないようにした。スバルもLASを殴り飛ばしつつ、デルタに「守ってあげるからね!
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