暁 〜小説投稿サイト〜
Blue Sea 『空と海の境界線』
Operation 01
異変と彼女の心
Mission8「誰が、何の為に、攻めるのか」
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「…入るぞ」
そっと医務室の扉を開き、入室する。

熊野の様子を見て、大丈夫だと判断して左に向いた瞬間であった。


「…え?」
「いや、ちょっと興味があってな」

なんでセレンさんが人になってるんですか。
「なんで人に?」
「此方の方が動くとかそういうので有利だろ?妖精になってるときと変わらないし」
「寝るところどうするんですか」
「指令室のソファー使うぞ」
「はいはいどうぞ」

…んで、照月よろしく熊野起きてないよね?

熊野の方に振りかえると…
「あら、居たんですね提督」

「セレン…反省しろ」
「前もいった、断る」

…おまけにサーニャとエイラがいつの間にかいるし。なんなのこれ。

「とりあえずセレン含めて3人とも指令室に行って待機!」
「「了解」」
「断る」
全く…セレンはいつも…

エイラとサーニャは退室したもののセレンは残りやがったのでもう仕方なく(あきらめる理由はmission3参照)話し始めることにした。

「…偶然流れ着いた、それだけでもいいんじゃないか。」
「大切な人を残してきて…それでもまだ解決しなくて…何をやっているのでしょう…私は」
「いつか会える時は来るんじゃないのか?」

しばらくの静寂が流れる。先に口を開いたのは――――

「失礼…仕方ないのでこちらに会議の場所を変更します」

医務室に駆けつけてきたキャロルだった。後ろに照月とあの2人もいる。

「早速ですが…残念なお知らせが2つです。」
ゆったりした言葉でキャロルが話し始める。

「ファーバンティへの陸のルート、ウィスキー回廊防衛ラインが


陥落しました」

みんなに悪寒が走っているように見える。知らない人はいない。

ウィスキー回廊は、大陸戦争にてエルジアの首都ファーバンティの最終防衛ラインとして作られた砂漠地帯。
深海棲艦との戦争が始まってからもISAFの支援を受け長い間防衛線としての機能を持っていたが、7/10から未確認飛行物体が襲来、激しく戦うもののたった数時間ですべて破壊されてしまった。

陥落通達は、その日の昼であった。

「もう1つは…未確認飛行物体が防衛ラインの攻撃を行ったと考えられることです。
この相手は、おそらく深海棲艦以上に厄介な存在なのかもしれません。」

「写真ハアルノカ!?」

「これです。」
そっと近くにあった机に写真を置く。

「これは…ネウロイダ!」
「間違いないわ…この感じ」

2人に焦りが走ってる。
「…どういう事だ、このネウロイには妖精の航空機の攻撃も利かないのか」
セレンが口を開く。
「戦闘データを見たところ、コア以外への攻撃は無意味とのことです。なので、コアを攻撃できなければ無意味」

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