0009話『会談準備』
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ておいても戦力的な意味で損はないと思うし。
………もしかしたら加賀も戦艦にコンバートするかもしれないという話が信ぴょう性を増したのだから。
うちは一人一体だけ主義ではないのでそんなごった煮の状態だから双子とか数は多いと六つ子とか後一人称を変えるとかそういう変な設定を入れて楽しんでいるという。
―――閑話休題
とにかく、大淀の部屋に連絡を入れる。
『はい。なんでしょうか提督』
「これから久保提督ともう一人、誰だかは分からないが鎮守府内にやってくる。
だから会議の場を設けたいと思っているので準備をしてもらっても構わないか…?」
『わかりました。すぐにもう一人の私とともに準備を開始いたします』
「よろしく」
『はい、お任せください』
これでよしっと。
大淀とも通話を切って一息ついていると吹雪たち四人が目を見開いて固まっていた。
「…どうした?」
「い、いえ。司令官ってもとはただの一般人でしたよね? なのに手慣れているなぁっと思って…」
「そうっぽい」
「にゃしぃ…」
「そうかも」
四人の反応に私は少し頭が痛くなりながらも、
「これでも社会人経験はあるんでな。それにこのくらいはできないとダメだろう…?」
「で、ですよねー…」
それで吹雪達は納得したのかそれ以上は追及はしてこなかった。
それから私は港に出て久保提督達と対面していた。
久保提督の隣には当然電ちゃん。
そしてもう一人の少し歳をとっている上級の提督の隣には蒼龍がいた。
鉢巻きをしていることから改二にはなっているのだろう。
とにかく、
「よくおいでになりましたね、久保提督。待っていました」
「そうですか。やっぱりインフラ関係ですか…?」
「まぁ、そこですよねやっぱり。ところでそちらの方は…」
私がそう問いかけるとその人物は待っていたのだろう一歩前に出て、
「私は第2号宿毛湾泊地の提督であり大将の柳葉一二三だ。
話は久保提督から聞いている。これからよろしく頼むよ、榛名提督」
やっぱり大将クラスか…。と思いながらも「よろしくお願いします」と言って私は握手をした。
「それにしても、提督の服装に着替えたんですね榛名提督」
「はい。榛名の恰好のままでは紛らわしいという話になりまして」
「そうなんですか」
そんな話をしながら私達は会議室へと足を運んでいった。
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