課外授業のデイウォーカー
謁見後の感想×前魔王ルシファーのバカ息子登場
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と彼女は誰と話していたの?」
先程謁見で気になったのか、リアスが俺に話しかけてきた。あれについてグレモリー眷属も気になったようだから、全員に聞こえるような大声出しても問題ないと判断した事で話した。
「・・・・あの世の亡者さ」
「それは地獄、冥府や冥界に行った人間の魂ですか?」
アーシアがそう言ってきたが、亡者といえば死者の魂とかで怨霊や邪霊とか思っていたようだ。それに教会なら悪魔祓いとかあるからか、あの世に行けない魂とかなのかと考えていたらしい。
「人間の魂もあればそれ以外の異形の魂もあるが、混在し過ぎて原形と言う元が何なのか俺にも分からん。現段階でどういう状況かについて、それすらも分からない存在と会話してたよ。まあ俺も話の輪へ入ってた本人でさえ分からんが」
「余りよく分かりませんが・・・・」
「この世には理解不能までがあるけど、存在が分からないモノと話してると思えばいいさ・・・・聖杯を酷使した所為で相当精神汚染されている」
精神汚染の事を話したら、何となく理解したアーシア達。あの表情からして、心も身体も汚染されていると感じたらしい。俺の言葉にリアスも頷くのだった。
「ええ、私もすぐに分かったわ。・・・・ヴァレリー・ツェペシュは心、感情も曖昧なものにしている、と」
「・・・・一体ヴァレリーに何があったんでしょう」
表情を曇らせたギャスパーであるが、俺が必ず解決すると言ったら少し笑顔となった。一番ショック受けてるのはギャスパーだし、ヴァレリーの顔を見てるとずっと泣きそうにしてた。対人恐怖症で、封印後のコイツだったらシクシクと泣いていたが今は一人で背負い込む必要はないと理解はしてるだろう。
「一番の精神汚染をさせたのが聖杯であり、アレは生命の理に触れて命や魂を神器使えば使うだけで『作り方』を強制的に知る事になる。命の情報量ってのは膨大なデータと言う感じで、アレを使う度に生きてる者と死んだ者に様々な者達の精神や概念を取り込んでしまうんだ」
「一ちゃんの続きとしては、それを取り込む事で自身の心に魂。無数の他者の意識が、心に流れ込み浸食するのを想像して考えてみろ・・・・壊れたブリキロボのようになって当然ぐらいになる」
「一真の死者蘇生とは違うのですか?」
「俺の死者蘇生と聖杯では違うと言っておく。俺が使う死者蘇生は神の力の一つで、汚染も無ければ無数の他者意識が浸食してこない。聖杯は乱用しまくるとヴァレリーみたいに精神汚染されてしまい、あの世にいる幽霊や亡者とこの世に存在しない言語で話し出す。俺はあの世の事を霊界と言うが、力を貸す霊もいればこの世に留まった霊をあの世に行かせる事も可能だよ」
そう言ってるが霊界と繋がる門があるのも知ってるし、行くとしたら大閻魔化とな
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