第三章 X《クロス》
条件
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。
『ご主人様!!二つの巨大な反応が観鈴さんのもとに!!』
『照合します・・・・・出ました!!反応、上級。生体反応、ワニに桜です!!』
「!!」
「アイツらの力は危険だぜ?」
「俺たちであっちの足止めをするしかない・・・か」
メキッ・・・ドゴッォ!!
「邪魔だ!!」
「どけぇ!!」
クラウドと一刀が話しているとその瞬間、二体のアンデットが壁を突き破ってこの部屋に突っ込んできた。
ちょうど、向き合っているクラウドと一刀のそれぞれの背後から。
が、クラウドが一刀の、一刀がクラウドの背後から迫ったそいつらを一刀に切り伏せ、消滅させながらその場を出た。
「オレがクロコダイルをやる」
「だったら俺はブロッサム・・・か。行こう!!」
そして、加速。
その場に一筋の蒼青と漆黒の光の跡を残し、二人の翼人は戦場へと向かった。
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「みすずちん・・・・」
「ん?大丈夫だよ。大丈夫。私だって、翼人だもん!」
そういっているのは、部屋の一角に衝撃波のドームでバリアを張る観鈴。
その中にはアルルゥ、インデックス、梨花、羽入が入っており、この状況に少なからず怯えていた。
イリヤは恋と共にこちらに向かう途中だったし、ヴィヴィオはなのはが一緒だ。
おいそれとやられることはないと思うが・・・・・
ドォン!!
「!!!」
「フゥ――――・・・・見つけたぞ。こうも固まってくれているとやりやすくて助かるな」
「・・・・ワニ!!」
「そうストレートに呼ばれると少しへこむのだがな。やるべきことはやらせてもらおう」
観鈴たちのいる部屋の壁を突き破り、クロコダイルアンデットが入室してきたのだ。
それを見て、観鈴がバリアから出て彼女たちを守ろうと立ち上がった。
「観鈴さん!?」
「大丈夫・・・倒せなくても、邪魔することはできるから!!」
そういって、開翼する観鈴。
一点の濁りのない純白が開かれ、神々しさすら感じられるほどに美しい翼人がそこに現れた。
「知っているぞ。貴様は戦闘に向かない翼人であるということはな」
「そうですね」
「ならばこの結果がどうなるかわかっているだろう!!!」
ドウッ!!
そう叫び、クロコダイルアンデットが疾走し、顎をガチガチと鳴らして観鈴に突っ込んでいった。
が、それで
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