第三章 X《クロス》
轟天
[3/5]
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
×8だけの数があるのだから・・・・・!!!
そこで崩れてしまったバーサーカーの巨体を飛び越え、恋が方天画戟を手に飛びかかってきた。
それを体を回転させて回避し、顔面に銃弾を放つドーベルマンアンデット。
しかし、恋はそこであえてさらに踏み込む。頬の真横に銃身が来るほどにまで。
そうなってしまっては銃弾など当たらない。
ドーベルマンアンデットは距離を取ろうと回し蹴りを右でミドル、そのまま左の踵でハイ、右足で足払いという順に回転して放ち、それを受けて後退した恋に向かって最後に銃口を向けた。
が、それに臆することなく恋は攻撃が終わると即座に接近し、その首を取ろうと方天画戟をつきだしてきた。
良い的になるだけだ。
そう思い、ドーベルマンアンデットが引き金を引いて恋の頭を吹き飛ばそうとする。
しかし
「■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■!!!!」
そこに復活したバーサーカーが割って入り、銃弾をすべて皮膚で受け止めてしまったのだ。
彼に、一度放った技は通用しない。
彼を倒すには異なった攻撃をいくつもする必要があるのだ。
そして、バーサーカーは壁になりながらもドーベルマンアンデットに突進し、拳をふるって襲いかかった。
それに対しドーベルマンアンデットは、ピョン、と軽く飛んで、あろうことかバーサーカーの肩の上に着地したのだ。
「チェックメイトぉ〜〜〜〜〜」
そしてそんなふざけた声を出し、バーサーカーの顔面に向かって引き金を引いた。
しかし、効かないものは効かないのだ。
自分にたかるハエを追い払うかのようにバーサーカーが腕をふるうが、それに合わせてドーベルマンアンデットは背中、頭、反対の肩へと飛び移ってなおも銃弾を浴びせにかかる。
と、そこに恋が割って入り、ついにドーベルマンアンデットの後ろ襟のような個所を掴んで地面に引きずり下ろした。
地面に倒されるドーベルマンアンデットだが、即座に恋に向かって足払い、そのまま立ち上がり、回転しながら銃弾を放ち同時に蹴りなどの攻撃もしてきた。
ガン=カタと呼ばれる戦闘方法だ。
銃を使った格闘技、とでもいったらわかりやすいだろうか。
しかし、その攻防虚しくドーベルマンアンデットの首元に恋の手刀が命中し、さらにはバーサーカーの蹴りが横っ腹に、体制を崩したところに恋の蹴りとバーサーカーの拳が叩きこまれてその体が森を突き抜けて吹き飛んだ。
「や、やったの!?」
「・・・・・・・・・・・・・」
「・・・まだ。腕で防がれた」
暴風雨のような戦闘だったために、到底顔の出せないイリ
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2025 肥前のポチ