暁 〜小説投稿サイト〜
世界をめぐる、銀白の翼
第三章 X《クロス》
告白
[5/6]

[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話
かったのか。


まあ、今までずっと、この家の問題は彼女らで解決してきたからかもしれないが・・・・



「早く出て・・・あ!!はい、あの・・・え?向かってる?お願いします、セラを・・・・死なせないでください!!」



内通電話で、ある人物へと連絡するセラ。
相手の人物は、すでに動いていた。



その人物のうちの一人は、三国に無双を轟かせた武将である。






------------------------------------------------------------





屋敷のメインホール。
そこには多くのアンデットがひしめいていた。


その数、ざっと二十はいようか。
気配から察するに、この周囲も囲っているようだ。それを含めると五十体以上いるかもしれない。



「さて・・・お掃除お掃除・・・」



そう言って、そのアンデットを前に大階段の上に立つセラ。
その表情にはまるで焦りは見えないものの、ほほを一筋の汗がつたって行っている。


「よし・・・」

「《REA・D・Y》魑魅魍魎の跋扈するこの世界・・・・」

「行くよ!キバット!!」



が、そうしていざ挑みに行こうとする彼女を両脇に、二人の青年が立った。
彼らこそ、護衛としてこの城にやってきていた、二人のライダー。


紅渡と名護啓介だ。
まさに今変身しようと、キバットとイクサナックルを手にしている。

それに対し、セラは・・・


「あ、そういえばいた」


と、まるで・・・というか、本気で忘れていたらしい声を出していた。
それにがくりとコケる渡に、突っ込むキバット。

名護だけは何か前口上を延々と言っている。

だが名護のそれもなんやかんやで終わったらしく、意気揚々と宣言した。


「では行くぞ渡君、セラ君!!」

「はい!!」

「はーい」


「死なぬというあなたたちのその命、それでも神に返しなさい・・・!!変身!!《FI・S・T O・N》」

「「ガブッ!」変身!!」

「張り切って行きまーす(ズンッ!!)」



そうして構える三人。


向かうは目測五十のアンデット。


相手にとって不足はない。



「そういえばイリヤが森の中に・・・」

「大丈夫です。まだ護衛はいますから」






------------------------------------------------------------




「なんなのよもーーー!!ほんとに出てくるなんて!!」

「GAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAARRR
[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2025 肥前のポチ