第三章 X《クロス》
告白
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かったのか。
まあ、今までずっと、この家の問題は彼女らで解決してきたからかもしれないが・・・・
「早く出て・・・あ!!はい、あの・・・え?向かってる?お願いします、セラを・・・・死なせないでください!!」
内通電話で、ある人物へと連絡するセラ。
相手の人物は、すでに動いていた。
その人物のうちの一人は、三国に無双を轟かせた武将である。
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屋敷のメインホール。
そこには多くのアンデットがひしめいていた。
その数、ざっと二十はいようか。
気配から察するに、この周囲も囲っているようだ。それを含めると五十体以上いるかもしれない。
「さて・・・お掃除お掃除・・・」
そう言って、そのアンデットを前に大階段の上に立つセラ。
その表情にはまるで焦りは見えないものの、ほほを一筋の汗がつたって行っている。
「よし・・・」
「《REA・D・Y》魑魅魍魎の跋扈するこの世界・・・・」
「行くよ!キバット!!」
が、そうしていざ挑みに行こうとする彼女を両脇に、二人の青年が立った。
彼らこそ、護衛としてこの城にやってきていた、二人のライダー。
紅渡と名護啓介だ。
まさに今変身しようと、キバットとイクサナックルを手にしている。
それに対し、セラは・・・
「あ、そういえばいた」
と、まるで・・・というか、本気で忘れていたらしい声を出していた。
それにがくりとコケる渡に、突っ込むキバット。
名護だけは何か前口上を延々と言っている。
だが名護のそれもなんやかんやで終わったらしく、意気揚々と宣言した。
「では行くぞ渡君、セラ君!!」
「はい!!」
「はーい」
「死なぬというあなたたちのその命、それでも神に返しなさい・・・!!変身!!《FI・S・T O・N》」
「「ガブッ!」変身!!」
「張り切って行きまーす(ズンッ!!)」
そうして構える三人。
向かうは目測五十のアンデット。
相手にとって不足はない。
「そういえばイリヤが森の中に・・・」
「大丈夫です。まだ護衛はいますから」
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「なんなのよもーーー!!ほんとに出てくるなんて!!」
「GAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAARRR
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