第三章 X《クロス》
攻防
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「実は・・・・」
そうして、事の次第を古泉に伝える二人。
ほどなくしてキバーラも追いついてきた。
しかし、ほかの場所でも、戦闘は行われている。
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《FINAL VENT》
「オオっ!」
ドゴォ!!
サバイブへと強化変身したナイトが、パルムアンデットにファイナルベントを発動させて吹き飛ばした。
そしてそれをカードに封印消滅させると、いまだブロッサムアンデットと戦っている、アギトと龍騎の元へと走っていった。
すでにアギトはバーニング、龍騎はサバイブへと強化変身しているのだが、堅い樹皮とその技量によって、攻撃らしい攻撃が全く入らないのだ。
「こっちは二人とも炎だってのに・・・・」
「これはキツイ・・・ですね・・・」
「ハァッ!!」
と、そこで息を切らして構え直す二人を飛び越え、ナイトがダークブレイドで切りかかってく。
しかし、それすらもいなされ、逆に回転からの後ろ蹴りで飛ばされてしまった。
「ガハッ・・・」
「「桜切るバカ、梅切らぬバカ」、という言葉を知らないのか」
「お前は、枯れてもいいからな」
「なるほど」
そんな何とも思っていないような声を出しながら、ブロッサムアンデットが腕をかざして三人に向ける。
そしてその腕の前に、桜の花びらが押し固められて行き、エネルギーを纏って高速回転し始めた。
「な!?」
「まずい!!」
《《guard vent》》
キュボッ、ドッゴォ!!!!
そして、それは撃ち出されて三人へと向かい、大爆発を起こす。
「・・・・・ガードするか」
しかし、ブロッサムアンデットはやれたとは思っていなかった。
現に、土煙が晴れたそこには三人の姿はしっかりとそこにあった。
だがしかし、無事でないことも確かである。
ナイトと龍騎が二人掛かりでガードベントを発動させたものの、それでもあの衝撃には耐え切れずにサバイブが解除され、アギトのフォーム内でも耐久力なら随一のバーニングフォームすら、ノーマルのグラントフォームに戻っていた。
さらに言うならば、攻撃のエネルギーをアギトは真っ向から殴りかかっていたために現在は仰向けに倒れており、龍騎とナイトは膝立ちになってすぐには立ち上がれない状態だ。
「なんて火力・・・・だ・・・」
「く・・・ぉおお・・・・」
「・・・上々だな」
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