『10歳と12歳』
[1/2]
[8]前話 [1]次 最後 [2]次話
『なぁ、オマエんちの新しい親父って変態だろー。弟から色々聞いたぞー』
【ふ〜ん、だから?コッチ来る前のオッサンのことやか知らんし、どうでもえぇ】
『ここらじゃ少し有名ぞー』
【あっそ。で?だったら何?】
『別にぃ〜?』
【人のこと平気でバカに出来るほどアンタんちは幸せなんやね。良かったやん。帰ったら親にシッカリ感謝しとけや】
『なんぞソレ。いやみったらしぃの〜。あと俺年上やし偉そうにすんなや』
【あんたほど性格悪無いしイヤミでも何でもない。事実やろ。それにコッチは人んちの不幸バカにするほど落ちぶれて無いし。あと年上とかどうでもえぇ。関係なかろぉ】
『別にバカにしとらんわ!変態な親父ってどんなかおちょくっただけやろ!』
【はぁ?バカにするんと、おちょくるんとどう違うん?おんなしやろ】
『てか、オマエが俺んことバカにしとろーが』
【もーえぇけん放っといて!うっとい!マジで!バカにバカにされるとか、いっちゃんムカつく】
『オマエ、ボコるぞ!!』
【好きにせぇや、うっとい...てか何処迄ついてくるん!】
『はぁっ!オマエこそ家の方向ちゃうだろが!』
【嫌な家にわざわざ素直に早く帰るわけなかろぉっ!温室育ちの甘チャンやなオマエ】
『...何かされよんか?』
【はい?(笑)さっきボコる言いよった奴が何の心配?(笑)めでたい人やねアンタ(笑)】
『心配して何が悪いんぞ!』
【悪い言うてないし】
『オマエもうあのオッサンに何かされよんか?』
【それ聞いてどうすん?何かしてくれるん?助けてくれるん?何も出来んよね?だったらマジで放っといて!!関わらんで!】
『助けるとか解らんけど何かされよんなら警察行けや!』
【普通の親で普通の家庭で幸せな人には解らんよ。警察は何でも助けてくれるって信じとんやろ?アホやな(笑)警察やか何の役にも立たんわ(笑)】
『...オマエ...』
【もぉマジ放っとけって!アンタに関係ないし!幸せな家庭でぬくぬくと優しい親に甘えとったらえぇが!】
『...オマエだって親には甘えたいだろぉが』
【知らん。そんな感情持った時点で終わりやし。誰も居らんなったらえぇのに。って位にしか思とらん】
『母親はオマエ産んだホンマの母親なんだろ?』
【だから?それの何に意味があるん。産んだからって何?血の繋がりやか関係無い。そんなんただの呪いや。母親に御飯貰たことも無かったんやから】
『オマエ今から俺んち来い!』
【わざわざ幸せな家庭に踏み込ませてどうしたいん?】
『好きなだけ飯くってけって!』
【はぁ?バカ?親が迷惑とか考えんわけ?こんな狭い島でウチの事知らん人のが少な
[8]前話 [1]次 最後 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ