暁 〜小説投稿サイト〜
『ふたりごと』
『10歳と12歳』
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『なぁ、オマエんちの新しい親父って変態だろー。弟から色々聞いたぞー』

【ふ〜ん、だから?コッチ来る前のオッサンのことやか知らんし、どうでもえぇ】

『ここらじゃ少し有名ぞー』

【あっそ。で?だったら何?】

『別にぃ〜?』

【人のこと平気でバカに出来るほどアンタんちは幸せなんやね。良かったやん。帰ったら親にシッカリ感謝しとけや】

『なんぞソレ。いやみったらしぃの〜。あと俺年上やし偉そうにすんなや』

【あんたほど性格悪無いしイヤミでも何でもない。事実やろ。それにコッチは人んちの不幸バカにするほど落ちぶれて無いし。あと年上とかどうでもえぇ。関係なかろぉ】

『別にバカにしとらんわ!変態な親父ってどんなかおちょくっただけやろ!』

【はぁ?バカにするんと、おちょくるんとどう違うん?おんなしやろ】

『てか、オマエが俺んことバカにしとろーが』

【もーえぇけん放っといて!うっとい!マジで!バカにバカにされるとか、いっちゃんムカつく】

『オマエ、ボコるぞ!!』

【好きにせぇや、うっとい...てか何処迄ついてくるん!】

『はぁっ!オマエこそ家の方向ちゃうだろが!』

【嫌な家にわざわざ素直に早く帰るわけなかろぉっ!温室育ちの甘チャンやなオマエ】

『...何かされよんか?』

【はい?(笑)さっきボコる言いよった奴が何の心配?(笑)めでたい人やねアンタ(笑)】

『心配して何が悪いんぞ!』

【悪い言うてないし】

『オマエもうあのオッサンに何かされよんか?』

【それ聞いてどうすん?何かしてくれるん?助けてくれるん?何も出来んよね?だったらマジで放っといて!!関わらんで!】

『助けるとか解らんけど何かされよんなら警察行けや!』

【普通の親で普通の家庭で幸せな人には解らんよ。警察は何でも助けてくれるって信じとんやろ?アホやな(笑)警察やか何の役にも立たんわ(笑)】

『...オマエ...』

【もぉマジ放っとけって!アンタに関係ないし!幸せな家庭でぬくぬくと優しい親に甘えとったらえぇが!】

『...オマエだって親には甘えたいだろぉが』

【知らん。そんな感情持った時点で終わりやし。誰も居らんなったらえぇのに。って位にしか思とらん】

『母親はオマエ産んだホンマの母親なんだろ?』

【だから?それの何に意味があるん。産んだからって何?血の繋がりやか関係無い。そんなんただの呪いや。母親に御飯貰たことも無かったんやから】

『オマエ今から俺んち来い!』

【わざわざ幸せな家庭に踏み込ませてどうしたいん?】

『好きなだけ飯くってけって!』

【はぁ?バカ?親が迷惑とか考えんわけ?こんな狭い島でウチの事知らん人のが少な
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