0006話『接触と過去への謝罪』
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」
「あちゃー…司令官、やっぱり分かる人には分かるみたいぴょん」
「そのようだね…。仕方ないけど」
それで仕方がなく大声で私の現状を話す。
「私は確かに榛名じゃないけど、同時に榛名でもあるんだ。理由を説明したい…どうにか陸地に上がらせてもらっても構わないか?」
「…でしたらなおの事信用なりません。あなたが榛名さんではないのでしたらなんなのですか?」
「信じてもらえるかわからないけどいいかな? 私は…いや、俺は君達の提督だ!」
そう宣言した瞬間に大和達の背後で控えている艦娘達から「えーーーー!?」という声が聞こえてきた。
「なっ!? そんな世迷い事を言って信じると思っているのですか!?」
「普通なら思わないだろう。だが信じてほしい。
君達も謎の光とともに鎮守府とともにこの世界に来たのだろう? 俺もいきなりの光とともに気付いたらいつの間にか榛名と一体化していたんだ」
「そ、そんな事が…」
「どうするのだ大和…? あの者が言っていることが本当なら私達は提督に刃向かっていることになるんだぞ?」
「どうするって…そんな事が本当にあるなんて…」
武蔵と大和のそんな困惑した言葉が聞こえてくる。
やっぱりそう簡単に信じてはもらえないだろうな。
なら、私の最終手段を使うしかないかな?
「それなら今から言う艦娘は前に出て来てもらっても構わないかな?」
「艦娘の指定、ですか…?」
「ああ。木曾、イムヤ、綾波、まるゆ…この四名を指定する。初期からいた古参の者達なら勘がいい者なら気づけるはずだ」
そう言った瞬間、古参組と最近の組で分かれたのだろう。ザワザワと騒ぎ出す艦娘達。
それは背後にいる川内達も気づいたのだろう。
「て、提督! そのメンバーって!?」
「頼む…。今はけじめをつけたいんだ。いつかは謝りたいと強く願っていた…。こんな機会を逃す俺じゃない」
それはあちらにも伝わったのだろう。
少し緊張をした顔つきをした四人が前に出てくる。
イムヤはケッコンカッコカリしているものとして六人の中から代表で出て来て、まるゆに関しては一人だけ改になっているのだろう代表で一人だけ出てきた。
「…俺に用ってなんだ?」
「綾波に御用でしょうか…?」
「イムヤに何か用…?」
「あ、あの…まるゆになにかご用でしょうか?」
四人が俺にそう問いかけてくる。
私は彼女達を前にして罪悪感に押しつぶされそうになりながらも心の中で榛名の姿でこんな事をしてしまう事を今は眠っているだろう榛名に謝罪した。
そして私はその場で土下座をした。
その私の思いがけない行動で川内達、そして鎮守府の艦娘達、久保提督達の息を呑む音が聞こえてきた様な気がした。
そんな状況でも私は土下座をしながらも大声で叫ぶ。
「…いつ
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