0006話『接触と過去への謝罪』
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るけどうちはちょっと潜水艦事情で母港が圧迫していてね。40人以上はいるかな? 潜水艦の子達は…」
「そ、そんなに…」
「うん。だからもし潜水艦の子達が一斉に仕掛けてきたら贔屓目に見なくても練度なんて関係なく私達はお陀仏だね」
私が笑いながらそう話すがあちらとしてはゾッとする話らしく苦笑いすらしていなかった。
むしろ第六駆逐隊の面々は震えてさえいた。
「提督…? 今から恐怖心を植え付けてどうすんのさー?」
「そうだね川内。今は彼女達を説得することを考えようか」
それで話をしている間にようやく到着したのだろう鎮守府が見えてきた。
確かに…。
「改めて分かるけど立派だよねー」
私がそう呟くと、川内達も頷いている。
現状の母港は上限MAXにしてあるからそれは立派な事だろうね。
と、そんな時だった。
突如として指揮艦船の前の海上になにかが着弾したのか轟音とともに水しぶきが上がる。
「ななな、なに!?」
「暁お姉ちゃん落ち着いてなのです!」
「し、沈まんさ!」
「い、雷に任せなさい!」
一気に第六駆逐隊の面々は混乱の様相を呈していた。
「は、榛名提督、これって…」
「…おそらく大和か武蔵が忠告の意味も含めて副砲辺りで威嚇射撃したかな? 正直怖いねー…燃費の意味でも」
「司令官。早くしないとまた撃ってくるよ?」
「そうだね、皐月。それじゃでようか」
『了解』
それで私達は艤装を顕現させて海上へと降りる。
見れば海上の向こうでは大和と武蔵が険しい表情をしながら、
「止まりなさい! これ以上近づくのであれば今度は威嚇では済ましませんよ!」
「そうだぞ!」
大和がそう宣言して武蔵がそれに続いている。
遠目に見ると鎮守府の敷地内にも艦娘達がほぼ全員鎮座していていつでも出れるようにしているのだろう、艤装を出している。
うーん…確かにこれは榛名ボディーである私じゃなかったら怖くなって逃げだしてもおかしくない光景だね。
あきらかにオーバーキル状態だ。
「は、榛名提督! 任せたわよ!」
「分かってますよー!」
やはりあの光景に恐怖を抱いたのだろう声が引き攣っている久保提督の言葉に手を上げて応えながら私は大きく息を吸って大声で宣言する。
「すぅー………大和! 武蔵! 落ち着け!! 私達は敵じゃないんだ!」
「な、なにを…」
「大和さーん! ボク達だよー! 分かるかーい?」
「なっ! まさか行方不明になっている第二艦隊の方々と榛名さんですか!?」
「そうだよー。だからその砲塔を下げてもらっても構わないかな?」
私がそう言う。
でも大和がなにか私に違和感を持ったのか、まだ砲塔を下げずに、
「貴女は…本当に榛名さんですか? 喋り方に違和感を覚えました
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