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この凄まじいセカイに祝福を?(カズマがサッキュバスにヤられたり、触手の化け物や両性具有の天使にガチ堀されて出産する話)
46アイリス覚醒
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揉めていた両親が倒れた所で、どうにか次の単語を言い切ったアイリス。
「あの? 兄上は? お姉さま(従妹)は?」
今それを聞いてはいけないような気はしたが、聞かずにはいられなかった。
「外の歓声が聞こえるだろう? お前ら王族や大公の首が一個落ちると、市民が喜んで叫び声をあげると言う訳だ」
「ひいいっ、兄上っ、兄上〜〜〜っ!」
立ち上がって刑場に行こうとしたが、貧血を起こし気分が悪くなって、そのまま床に倒れ込んで絶望した姫。
「やめてよう、もうやめたげてよう」
哀れなょぅじょを見てレイプもできず、羽織らせてもらったガウンを着て庇うカズマ。
アイリスの周りにいたサッキュバスも言葉は通じなかったが、倒れた少女を見てベッドに寝かせて足の下に枕を入れてやって貧血の処置をしてやり、震えて泣いている同世代の子に布団を掛けてやって休ませた。
「この子のお兄さんとお姉さんも助けてあげて、お願いだから」
まるで雨に濡れた子犬のような表情をして、天使に懇願するカズマ。
これで通らなかったらいつものように関係ない人間の為に土下座謝罪されてしまうので天使も折れた。
「仕方ないですね、今回だけですよ? それとこの二人はもうダメです。妻にも娘にも自殺するように言って、天使に向かって下郎と言い切ったバカ共です。救いようがありませんので処分します」
床で苦しんでいた王と王妃は幻だったように消され、代わりにアイリスの兄と、従妹がプリントアウトされた。
「ああっ、兄上っ」
「おお、アイリスではないかっ、無事だったかっ」
ベッドに駆け寄って手を取り合う兄と妹、従妹も来て顔色が真っ白で唇が青い妹を見舞う。
「カズマ様の恩情に感謝するのだな、腐った両親も優しかった頃の姿で戻して欲しければ、ベッドの中で「オネダリ」すれば良い。ヤリ終わるまでこの部屋を出るのは許さん」
一度にすべての環境が変わってしまったが、兄も従妹も牢や広場でレイプされてから処刑されたのも天使から説明を受け、王妃のようにトチ狂ったりはしなかった。
「もう王家は潰えてしまったのだな、せめてお前だけでもサッキュバス王を頼って生きるのだ」
兄にもここに置いて出て行くと言い渡されたアイリスは、頼るべき人物がいなくなってしまった。言葉の中に「生きるのだ」と含まれていたので、兄は生き恥を晒すより死ぬ覚悟をしている。
「兄上はどうなさるのですか?」
「旧知の人物を頼って落ち延び、私の婚約者を探し、いつか王家を再興して見せる」
雲を掴むような夢の話をして、自分でもそれが無理だと知っているのに、妹には強がって見せる兄。そんな無駄な夢に一生を掛けるなら、自分の傍にいて支えて欲しいと思った。
「許さん。お前たちはこの屋敷の中だけで存在できる幻、妹を捨てて外に出れば砂と泥に戻してやる」
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