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Sword Art Rider-Awakening Clock Up
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ックアップについてこられた。俺のダガー攻撃を十時盾で弾き返し、俺は一旦後ろに下がった。そして同じ加速状態に入ったヒースクリフに、俺は問うた。
「システムのオーバーアシストで、俺の速さに追い付くつもりか」
「そうだ。元々このオーバーアシストは、いつかキミと戦うことになった時のために用意しておいたものだ。以前のデュエルの時に発動させてしまったが、それだけキミの力を認めているということなんだよ」
「………」
自分と同等に速くなれるシステムを開発していたのは予想外だった。だかいくら互角に速く動けても、強くなければ意味がない。速さが全てではないのだから。俺は内心で自分のそう言い聞かせ、再びヒースクリフと正面から向き合う。ヒースクリフは応じるように顔を向き合わせた。俺の瞳には、決意を固めた大きな意思の色が宿っていた。
決意を改め、俺はカブトゼクターに右手を移動させた。
【One】【Two】【Three】
ゼクターの脚スイッチを3つ順番に押し、ゼクターホーンを右に引く。
【Quick Charge】
最後の電子音声が流れ、稲妻がゼクターを伝って右手のダガーに収束した。
武器__カブトライザーから放たれる、ソードスキルと類似の必殺技__《クリムゾン・ラッシュ》。
両手でダガーの柄を握り締め、俺は再び全速力でヒースクリフに突っ込んでいく。ヒースクリフは瞬時に盾を構え、攻撃を防ぐ体制を整えた。先ほどまでの微笑な表情はいつの間にか無表情に変わっていた。
「はあっ!!」
気づくと、輝くダガーが盾に命中していた。
ヒースクリフの盾はどうにか攻撃を受け止めたが、ダガーによる攻撃を防いだ時とは違い、必殺技はこれまでにない巨大な衝撃を与えた。更に、あまりの衝撃の強さに脚が後方に向けて地面を
擦
(
こす
)
り動き始めた。ヒースクリフの顔に、驚愕の色が現れ始めた。
「……こ、これは!?」
クリムゾン・ラッシュを受け止めていた盾に、わずかなひび割れが生まれた。徐々に罅割れが大きな傷へと変貌していき、この機会を逃さんと俺は力を高めた。
「うあぁぁーーー!!」
雄叫びに引き付けられるように光が倍に輝いた。光だけでなく、攻撃の威力までもが増大した。
いける!
俺は眼を見開いた。見える。まだ見える。驚愕の色を表すヒースクリフの顔が、見える。
ひび割れが盾全体にまで及び、ミシミシという奇怪な音が響く。盾に生まれた傷口から七色の光が漏れ出し、ヒースクリフを照らす。ヒースクリフは眩しさのあまりに瞑るように眼を細めた。
眼を開ければ既に盾は跡形もなく粉砕され、俺がダガーの先端をヒースクリフの胸の中央に突き刺されていた。ヒースクリフは動かなかった。その顔に驚愕の表情はすでになく、わずかに開
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