0004話『再会』
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たところで謎の閃光とともに気づいたら見知らぬ海の上にいたからね」
「うんうん。ボクもびっくりしたよ」
「二日前に路頭に迷っていたところで電さん達に偶然出会ったのです」
「飢え死には嫌ぴょん…」
概ね皆も同じ感想だったらしい。
とにかく一つ分かった事がある。
「みんな、いいかい…? 一つ分かった事があるんだけど、多分他のみんなもどこにいるかは分からないけどこの世界に転移していると思うんだ」
『………』
それで真剣になって話を聞いてくれる六人に感謝をしながらも、
「それで当面の目標は散り散りになった皆を探し出す。そして拠点を構えてこの世界の情勢を知る事が第一だ」
「ン、確かに…」
「そうだね」
「いいと思います」
「辛い事もあると思う…。だけど一人じゃないという事はとっても嬉しい事だ。だから今は久保提督に協力しながらも頑張っていこう!」
『おー!』
それで現在七人になった私達は手を合わせて掛け声を上げた。
だけどそこでもう一人小さい手が乗せられる。
【私も忘れないでください。非力ながらもお手伝いします】
私の妖精さんが話に乗ってきてくれた。
「そうだな。これで七人…いや、八人で頑張っていこう」
こうして私達は一致団結してみんなを探すことになったのであった。
…場所は久保提督の執務室。
「榛名さんはうまく話ができたかしら…?」
「まぁ、大丈夫じゃないかな。多分」
雷の言葉に久保提督は合いの手を乗せてきっと大丈夫だろうと言っていた。
そんな時だった。
電話の音が鳴り久保提督は受話器を取って、
「はい。どちら様でしょうか…? こちらは第164号宿毛湾泊地ですが」
『久保少佐か。私は第2号宿毛湾泊地の大将である柳葉一二三だ』
「た、たたた大将ですが!? ど、どうされたのでしょうか…!?」
突然の大将からの電話に久保提督はきょどりながらも応答する。
『そんなに緊張をせんでいい。それより君に話したい事がある。よいかね…?』
「は、はい」
『君の鎮守府の近くに今は使われていない廃れた鎮守府跡があったと思うがご存知かね?』
「はい。存じております」
『ここ数日でその鎮守府跡地に最高の練度を誇っているだろう鎮守府が出現したのだ』
「出現した、ですか…?」
『ああ。遠目からの確認故に詳しく調べられないのだがとても広い…。
それはもう300隻以上は艦娘が収められるであろう母港に見事なつくりの航空基地も確認できた』
それを聞いて久保提督は「ばかなっ!」という感想を抱いた。
そんな施設があればすぐに気づくようなものだ。
かの最大練度を誇る横須賀鎮守府とて200隻が収まればいい方
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