第二話 戦う決意
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よ・・・てえ!!」
突如寝ぼけた楓に抱き寄せられる風太郎。抱き枕とでも思ったのかイビキかいて寝てます。
「ガアア!ガアアア!!」
「姉ちゃん!放せよ!脂臭いよ!!」
よっぽど疲れたのか楓は寝てます。そして風太郎が解放される頃には風太郎も油臭くなってしまった。
「ふ〜気持ちよかった〜」
朝風呂に入る楓。しかし風呂も時間が決められている為ドラム缶沸かしてはいりました。因みにランニングシャツ一丁です。
「姉ちゃんみっともないよ」
「あははは・・・どうも1人暮らしの感覚が抜けなくてね〜気をつけるよ」
集団生活において自堕落な生活は許されない。楓は身の回りのことに注意をするのだった。
「買い物!ゴー!!」
と言って子ども達と夕飯の買出しに出かける楓。楓のテンションに付いて行けない子ども達だった。
「なんかとんでもない姉ちゃんが着たかもね」
「う〜んけど・・・悪い人じゃないよね〜」
「悪魔って絶対嘘だよね」
と子ども達が首を振ったその時。
空が曇った。
「え?なに?」
楓が空を見上げると巨大な海賊船のような物が浮いている。
「みんな!逃げて!」
「え?」
「はやく!!」
ヤバイと思った楓は避難を要請するが時既に遅し・・・海賊船から宇宙人が降り立った。
「見つけたぜ・・・ダグオン!!」
(・・・狙いは私か)
子ども達にしがみ付かれながら楓は身構える。
「!!あなた達は!?」
「俺達は宇宙海賊・・・『ゾーマ』!!」
「ゾーマ・・・」
「そして俺は船長のゾルバ・・・ダグオンを殺して賞金をガッポリ貰おうって・・・な!!」
ゾルバが目の前の子供・沙耶を掴み上げた。
「お姉ちゃん!!」
「沙耶ちゃん!!」
「へっへっへ・・・さあって・・・楽しませてくれよ!!」
ゾルバが沙耶を楓に投げつけ楓がキャッチすると楓を斬りつけた。
「く!!」
咄嗟に回避する楓だがジャケットの端が切り裂かれた。
「にげて!」
「うん!」
楓は沙耶を逃がすとゾルバに向かって構えた。ゾルバの剣を回避し蹴りを入れるが全く効いていない。
「どうした?魔法は使わないのか?」
「なに!」
「だったら変身したらどうだ!!」
「ぐああ!!」
ゾルバの一閃に今度はアンダーシャツが切り裂かれた。あと一歩踏み込まれたら確実に致命傷だ。その時。
「なに!がああああ!!」
楓の溝に重い拳が突き刺さった。溝を押さえながら倒れこむ楓。そして滅多打ちになっている。
「姉ちゃん!!」
そのまま髪の毛を掴まれ持ち上げられる血まみれの楓。
「ふん!貴
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