第三章 X《クロス》
出動
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り着くと、足首をひねってしまったのか座り込んだ梨花と、仮面ライダーキバーラに変身して彼女を守っていた夏海がいた。
「あいつらは・・・・」
「いいから!!行くぞ士!!」
士が彼女らを取り囲んでいる三体の化け物を見て頭を捻るが、今はユウスケの言うとおりだ。
ユウスケがキックで首の長い一体を押し出し、階段のほうへと連れ込んでいく。
それにならって士も思考をやめ、キバーラと鍔競り合っている、棘のついたレイピアのような武器を使うバラの花びらを散らしている化け物を横から蹴り飛ばして、カードを構えた。
「せっかくの観光に出てきて・・・覚悟できてんだろうな!!変身!!」
《KAMEN RIDE―――DECADE!》
そうして、ディケイドへと変身した士がライドブッカーでその化け物に切りかかっていき、相手をした。
しかし、それでもまだ一体残っている。
その一体――なにやら豚のように見える化け物が、キバーラ、というよりも梨花に向かって突進していった。
が、その腕はディエンドに変身していた海東につかまれ、そのままインビジブルのカードで一緒に消えて行った。
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「ブシャァアアアアアアアアアアアアアア!!!」
「やれやれ、僕が家畜の相手とはね」
《ATTACK RIDE―――BLAST!!》
森の中
そこで、インビジブルを解除して姿を現したディエンドと化け物が交戦していた。
と、言っても相手は突進してその爪で抉ることしか考えていないのかそれしかしてこず、ディエンドの変幻自在な弾丸に、一方的な攻撃を食らっていた。
「悪いけど、まだいるかわからないからね。あっちも心配だし、手早く終わらせてもらおう!!」
《FINAL ATTACK RIDE―――DI DI DI DIEND!!》
「グブルァァァアアアアアアアアアアアア!!!!」
「バイ」
ドンッ!!ズゴォア!!!
「ガァアアアアアアアアアアアア!!!」
ドォォォンッ!!!
ディエンドのファイナルアタックライドに、その化け物が爆発して消滅する。
が、ディエンドはなにやらすっきりしていないようで、顎に手を当てていた。
(あの腰のベルトは・・・・だとすると、君らは一体なんなんだい?)
そう考えながらも、(夏海は大丈夫だろうが)梨花や羽入が心配である。
森を走って、彼女らのいる境内へと向かった。
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