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ハイスクールD×D 黒龍伝説

9話
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なんとかしできるかもしれないな」

「5400万!?」

「学園の備品や設備を壊した分に、覗きなどによるセクハラ行為の示談金なんかの総計。最低でもだぞ。しかも一人一人でな。お前も一歩間違えればそっち側だ。頼むからこれ以上そっち方面で手間をかけさせるな。これでも結構庇ってやってたんだぞ。って、金額にされて初めて自分のしでかしたことを理解したのかよ。ちなみに裁判起こされれば未成年じゃなければ確実に10年は食らってるぞ」

「10年!?10年も刑務所ってことはその間おっぱいは?」

「無いに決まってるだろうが。エロ本とかもな。それどころか場所によったら掘られるぞ」

「掘られる!?」

「嫌なら少しは我慢を覚えろ。少しは評価が変わってきているんだ。そのオープンエロを仕舞い込め。まあ、それでも彼女ができないだろうがな」

「なんでだよ!!」

「それはお前自身が一番よくわかってるはずだ。その点だけはオレとお前はよく似ているんだよ」

「似ている?」

「無自覚か。いずれ分かるさ。心の傷ってやつは厄介なのさ」











見張りを終えて部屋に戻ると携帯にメールが届いていた。内容を見てすぐにコートとマフラーとゴーグルを準備して影に潜る。

「お待たせしました」

「ごめんね、急に呼び出しちゃって」

影をくぐり抜けた先にはオレのもう一人の王であるセラフォルー・レヴィアタン様がいる。

「いえ、緊急ということでしたが」

「そうなの。まだ私の方にも触りしか分かってないんだけど、どうも妖怪側のトップである八坂様が行方不明になってるみたいなの」

「トップがですか?」

「そうなの。どうも禍の団が裏で動いているみたいなの。妖怪側からそれとなく聞いたんだけど、危害は加えられていないみたいだし、京都から離れている訳でもないみたいなの。理由は教えてくれなかったけどね。何を目的に動いているのかが分からないの。だから、それを調べれる?妖怪側にも悟られずに」

「出来る限りやってみます」

「無理はしないでね」

「はっ!!」

再び影に潜り京都の中心にまで移動する。京都に来たときから気になっていたことをついでに調べようと思い、ラインを地面の奥にまで潜り込ませ、力の流れに触れる。これが龍脈や地脈と呼ばれる地球の力。触れてみてわかるのはこれが莫大な力であること、扱うには専用の術式か、体の相性が必要っぽい。ラインをどんどん伸ばしていくと所々で流れが不自然な場所がある。なるほど、ある程度龍脈が多く流れていた京都に、更に龍脈が集まるように人為的に流れを変えたのか。よく淀みができないな。ああ、淀みが集まる部分があってそれを定期的に浄化しているのか。なるほど、それを行っているのが八坂
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