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ハイスクールD×D 黒龍伝説

7話
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「赤外線スコープです。まあ、これが無くてもある程度の場所なら分かります」

試しに目隠しをしてからスタッフの一人にショッピングモール内に隠れてもらった。5歩進むたびにつま先に仕込んである鉄板で床を叩いて反響で物の配置を確認しつつ、匂いでスタッフを探す。柑橘系の整髪剤を使っているのでかなり分かりやすい。見つけると距離を離すので走って追いかけて腰にタックルする。

「五感を鍛えるとこんなことも可能になりますね」

逃げたスタッフに罰としてキャメルクラッチをかけながら答える。

質問6.銃撃の威力が強すぎるような気がします

「弾丸が特別製です。普通のエクソシスト達が使うのは光力そのものを弾丸にした物、分かりやすく言えば魔力弾とかわりません。ですが、オレが使ったのはエクスカリバーの刀身を削って作った物です。簡単に言えば小さな聖剣を弾丸と同じ速さで投げつけているような物ですから」

「そんな簡単にエクスカリバーを削ってもいいんですか?」

「ある程度の量なら自己修復も可能ですので。削って作るのにも時間がかかるので、十分な量を確保できます」

質問7.あれだけの聖水を用意するのにかかった費用は?

「タダです。自家製なんで」

「自家製?」

「正確には準備期間中に作りました。ここのスプリンクラーは水道管が使えない状態でも屋上にあるタンクの水を放水できるようになっています。ですのでタンクの水の方を使うように細工を施し、タンク内にエクスカリバーとアロンダイトを投げ入れておきました。そうすることでタンクの水がエクスカリバーとアロンダイトの力に染まって自家製聖水の完成ですね」

質問8.最後の聖水の散布は賭けだったのですか?

「いいえ、多少は我慢してましたが余裕でした。理由は簡単です。あの時の服装は全て撥水性ですので聖水はほとんど服に弾かれています。顔の周りが多少空いているのでその分は我慢する必要がありましたが」

質問9.リアス・グレモリー様達に勝目はありましたか?

「もちろんです。その勝目を消す動きを意識してリタイアさせていきましたから。一番怖いのはゼノヴィアさんです。彼女を序盤でリタイアさせていないと苛立って手当たり次第に魔力砲?聖剣だから聖剣砲かな?まあ、それを打たれるとフラッグが壊される可能性がありましたから。その後に赤龍帝の兵藤や範囲攻撃が多い姫島先輩とある先入観がないロスヴァイセ先生を落とした時点で勝目はほとんどなくなりましたけど」

「先入観ですか?」

「リアス・グレモリー様とは同じフィールドでレーティングゲームを行ったことがあるのですが、その際に周囲を壊しすぎないようにという特殊ルールが採用されていました。つまり、周囲を壊して回るということがものすごくやりづらいんです。だからこそ
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