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ハイスクールD×D 黒龍伝説

7話
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罠や道具がありますが、それに関しては一切公表しません。対策を取られてしまいますので。解説に関しても質問に答えるという形にさせていただきます」

これはセラフォルー様にも認められており、テレビ局の方も最初から聞いているが、念のためである。

「質問に関してですが、我々の元に集められた中から厳選させていただいております。その上で私どもから追加の質問をさせていただきます」

「ええ、では始めましょう」

質問1.フィールド内を煙に満たしていたのはなぜか?

「まずは姿を隠すためです。今回は隠密をメインに進めるためにフィールドを煙に満たしていました。それに加えてグレモリー眷属のギャスパーの神器の対策でもあります。詳細に関してはリアス・グレモリー様に許可を頂く必要がありますので、ここでは控えさせていただきます」

「フィールドを煙に満たし続けたのはどういった道具を用いられたのでしょうか?」

「フィールドの各所に煙を発生させるスモークディスチャージャーという機械を幾つか置き、フィールドのギリギリの位置に結界を張って煙が拡散しないようにしています。また、それとは別に人間が使う非致死性兵器のスモークグレネードを幾つか用意しています」

そう言ってから懐に入れてあったスモークグレネードを取り出して、試しに一つ使ってみせる。

「こんな感じですね」

質問2.魔力を使っていなかったようですが何故ですか?

「最近、禍の団の活動が活発になっています。その中の一派である英雄派、彼らは人間だけで構成されています。なら、人間にとって当たり前である武器などを使ってくる可能性があります。そのためにどんなことができるのか、というのが今回のコンセプトになっています。そのために自前の魔力や翼での飛行、神器の使用を控えています」

「では、天井に張り付いていたりしたのはどうやってですか?」

「このワイヤーアンカーです。少し値段が高かったですが、2tまで物を吊り下げれる上に、巻き取りもかなり早いです。ただ、その分磨耗も激しいので定期的なメンテナンスは欠かせません」

質問3.フェンリルに指示を出していないようでしたがあれはフェンリル達の判断ですか?

「指示を出していないように見えていただけです。実際にはマフラーに縫いこんであった犬笛を使って指示を出しています」

質問4.フラッグはどこに設置していたのですか?

「案内しましょう。こちらです」

移動するのはスポーツ用品店。そこにあるゴルフクラブのコーナーの端にあるパターの具合を見る場所のホールに設置されているフラッグを見せる。

「アレがそうです。一回だけ接近された時はドキドキしましたね」

質問5.煙の中でも普通に見えているように動いていましたが何故ですか?

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