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ハイスクールD×D 黒龍伝説

6話
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て、神を理解する。オレの予想は半分以上当たっていた。

神は恐ろしく頑丈であり、強大な力を持っている。そして、それとは別に普通の人外の力も存在している。とはいえ、こちらの力は精々が下級程度の力だ。おそらく、神という力の塊に属性を加える為だけの物なのだろう。神の証である力の塊を全て取り込み、両手足の関節を外してラインから解放して二頭のフェンリルの前に投げ捨てる。力を抜き取った時点でロキは意識を失っているので楽な作業だ。

「お前達の好きにしろ。言葉は分かっているのだろう?もうそいつに神と呼ばれる資格も力も無い」













結局、二頭のフェンリルはロキに捨てられた。このままではロキ共々処分される事になると言うので使い魔として引き取った。一番の戦功を上げていたので殆ど問題無く、躾だけはちゃんとする様にと言われただけだった。名前はスコルとハティだそうだ。とりあえず山をまとめて幾つか購入して野生を思い出させる事から始めよう。

深夜から明け方にかけて夜通しで鬼ごっこを行う。時間区切りで追う側と追われる側を交代する。捕まれば食事を一部献上する事になるので全員が本気だ。月明かりの中を五感をフルに活用して疾走する。時に痕跡を残す事で逆に誘導したり、簡単な罠を仕掛ける。

本日3回目の鬼ごっこの最中にデカイ魔力とその魔力とのラインを感じ取る。何の用かは分からないが周りにはオレしか居ない以上、オレに用があるはずだ。犬笛を使ってスコルとハティに鬼ごっこの中止と集合を伝えてセラフォルー様の元へと向かう。

「このような格好で申し訳ありません」

ほぼ同じタイミングでスコルとハティも到着する。威嚇しようとするのでハンドサインで止める様に指示する。

「ほぇ〜、一週間でよくそこまで」

「こちらの言葉を理解出来ているおかげです。それにまだ子供のおかげで飲み込みも早いですから」

「大きさは元ちゃんが制限したの?」

「いえ、スコルとハティが自分で考えた結果です。見ての通り大型犬より少し小さい程度が山では動きやすいですから。銀毛も泥で汚して森に溶け込みやすくしていますし。まあ、オレもなんですが」

ギニースーツに枝や葉を大量につけて、顔に泥を塗りたくってある。無論、泥は綺麗な土と水を混ぜて作った物だし、数時間毎に洗い流しているので衛生上は問題無い。ちょっと山奥まで入れば滝もあるし、魔術を使えば湯も沸かせるからスコルとハティを洗ってもやれる。綺麗に乾かした後のあのふかふか感が最近癖になっている。それはともかく顔の泥だけは落としておこう。失礼だからな。

「それでどうしたんですか、こんな時間に?」

「様子見?アザゼルちゃんの所から戻ってから見てなかったから、大丈夫かなって☆」

「心配をおか
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