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ハイスクールD×D 黒龍伝説

4話
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済む様になったのを確認してからギャスパーにオレの昔話とその結果を話す。

「だから、オレは黒い龍脈が大切で、だけど、黒い龍脈が大っ嫌いだ」






神社への階段を登りながら本を読んでいると兵藤に声をかけられる。

「なあ匙、何を読んでるんだ?」

「危険物取り扱い3種の参考書だ。火薬を扱うのに必要な奴だ」

「火薬の取り扱いって、何をするつもりなんだよ!?」

「ゲームで例えるなら、兵藤は単純に自分を強化して殴り込むだけで勝てる初心者用のキャラに対してオレは一つ一つの技が弱いけど組み合わせると酷い事になる上級者向けのキャラと言える。ただでさえオレは人間で火力や耐久力が低いんだからな、こうやって小手先の技を増やす必要があるんだよ」

「小手先って、それに火力なんて必要無いんじゃないのか?ライザーも一方的に倒してたじゃないか」

「あれはあいつが弱い上に、焦って頭が回っていなかったからなんとか出来ただけだ。冷静になってラインを無視して屋上全体を火の海に変えればオレの方が負けてたんだよ。知ってるか、兵藤。人間は身体の1割に重度の火傷を負うだけでほぼ致命傷で、身体の3割に中度の火傷を負えば死は確実だ」

まあ、屋上が火の海にされたら屋上から飛び降りてゲリラ戦に移行してただろうけどな。正面から戦うよりそっちの方が得意だ。

「火力は絶対に必要な性能だ。それが無ければ長期戦しか取れなくなる。そうなると人間であるオレは不利だ。理由は言わないでも分かるな」

「人間は弱いから」

「そういうこと」

「そういえば、匙ってなんで悪魔に成らないんだ?会長の手伝いはしてるのに」

「秘密、その内転生するとは思うけどな。姫島先輩?」

「えっ、あっ、本当だ」

階段を登った所にある鳥居の下に巫女服を着た姫島先輩が立っていた。話を聞くと、この神社は悪魔が管理している物らしく姫島先輩の実家は神社らしくこの神社の管理を任されているらしい。そしてその説明が終わるとタイミングよく空から天使が降りてくる。うん、この天使も魔王樣方やアザゼル並の強さだ。本気で勝ち目が見えないのと会いたくないです。以前、会長に話した通り嫌な予感が外れなかったけどさ。まだ嫌な予感は続いてるんだよな。

神社の中に案内されたオレ達は目の前に居る天使がトップであるミカエルであると告げられる。そして、オレたちに会いにきた理由は三勢力での停戦に向けて天使から悪魔への贈り物としてオレと赤龍帝であるイッセーに聖剣が贈ることにしたのだそうだ。兵藤には聖ジョージが使っていたアスカロンを特殊加工したもの。そして、オレには

「誰が浮気者だ!!オレが何を使おうが関係ないだろうが!!ガラティーンならともかくアロンダイトは絶対に嫌だと?あのなあ、前にも言っ
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