課外授業のデイウォーカー
王の間での謁見
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の世の言語であり要するに幽霊と話してる感じである。俺は霊界と言うけどヴァレリーに見える者は、あの世に行った魂らと話す俺を見てアザゼルも静かにしてたな。俺も喋ってたのか、ヴァレリーも顔を明るくする。
「そう、そうよね。私もそう思うわ。え?・・・・けれど、それはまだ・・・・・。・・・・本当?そうよねぇ・・・・」
「俺もそう思いたいが・・・・、・・・・だとな。それに・・・・だとしても・・・・そうとも思いたいね」
何も無い誰も居ない空間で話し続けるヴァレリーと俺に不信感を持つギャスパー、不信感より恩人の姿が誰も居ない空間と会話してるのか強い戸惑いの表情となる。アザゼルはグレモリー眷属だけ注意していた。
「一ちゃんも話してるし黒神も大丈夫だが、グレモリー眷属のお前らはアレを真正面から捉えるな。聖杯に引っ張られるし、特に教会出身のお前らがアレから視線外しておけ。・・・・シャルロット、一ちゃんが何を話してるのか分かるか?」
「さあ〜私には分かりませんが、どうやら一真は理解しながら話の輪に入ってます。ですが確かにアレを真正面から見ない方がいいですし、アグニ達とヴァーリ達もアレを真正面から見てはいけませんよ?」
アザゼルが注意言った後、俺以外の者が言った事の意味を知ったのか即座に下を向けたり視線を外す素振りをする。俺もお喋りの夢中だが、問題無く見続けてるけどアレは聖杯に取り憑かれた者の末路だろう。見えないモノを見えてしまう現象、詳細は後で話すと念話で言っといたが喋ってる最中に話し掛けようとしても無駄。
「・・・・一ちゃんもだが何喋ってるのか理解不能だぜ」
「恐らく一真だけの特権かと。曰く霊界との繋がりを持つ一真は、この世ではない者と交信してるようだと言ってました」
「よく見ると一真の眼の色が変わった?『アレは一真しか使えない心眼さ。心眼を発動してる時だけ、瞳の色が金色になる』なるほど、あの眼は全てを見通す眼と言うのかしら」
「ヴァレリーとCB総司令官殿、その『方々』とばかり話し込むのは失礼ですよ?『方々』を見えて話し込むのも宜しいですが、今は王と謁見してる者としてきちんと振る舞わなければなりません」
側近と思われる男の話を聞いて、俺は心眼を解除して瞳の色が黒に戻りヴァレリーも笑顔で相槌を打って会話を止めていた。するとまた虚ろな眼のまま笑顔でこう続ける。
「そうでした。そちらにもお話が出来る方が居るとは驚きでしてよ。驚かしてごめんなさい皆さん、でも私が女王である以上は平和な吸血鬼社会が作れるの。楽しみね、ギャスパーもここに住めるし、だーれも貴方や私を苛める事もない事だもの」
「申し訳ないが、それが百パー本心でない事ぐらい察してやるよ」
そしてその発言はどう見ても利用されて騙されているようにしか見
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