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この凄まじいセカイに祝福を?(カズマがサッキュバスにヤられたり、触手の化け物や両性具有の天使にガチ堀されて出産する話)
44ウィズ死んじゃう?
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 且つてウィズが対戦し、一度も勝てなかった下級天使達。
 子供も誰も救えず、新しい発見発明をした町、人力飛行機や蒸気機関、電池、メッキ、火薬、ライフル、大砲、それらを見聞きした者もろとも消され、時には目撃者が多いと城塞一つ丸ごと消されて来た。
 もうカズマもアクアも誰も天使には歯向かえないので、ウィズと天使の話し合い、これが実質、金星上の全生物と天使の最終決戦であった。
「我らの計画を教えておこう、別に禁忌でも何でもない。エリス教であろうとどの宗派であろうと、教えの中に歌われている事だ。「魔法以外の爆発を起こすな」「風や水の自然の力、魔法以外で物を動かすな」「太陽や火、魔法以外の明かりを灯すな」それを守っていれば、この不自由な場所で永遠に安寧に生きられるのだ」
 残念なことにそれは、人類がまた破滅への道を歩まないよう処置されて来た物で、人を嫌っての天罰ですらなく、命を大切に思うからこそ、狂って先頭に立って谷底に導こうとするレミングを殺し、いなごの大群のように生物の脳内にある破滅のスイッチを押す密集やスラム化を防ぎ、高層建築もさせず、上下水道も医療技術も完備しないが「魔法」によって建築できて、衛生も保て風呂もお湯もある、病根を断って命まで救える。
 それらを違反しないよう、教えの中にも唱えられているが、また人類は教えも改竄して宗教を殺人の道具に使った。
「だが人類は必ずその「教え」すら戦争の理由にして争うものだ「異教徒は殺せ」「よそ者は殺せ」「魔族は呪われた化け物」「亜人は殺せ」亜人も魔族も人類が迫害して殺すための存在だが、争って人類を打ち減らす化け物でもある。オオカミやクマのようには簡単に滅ぼせない天敵にしてあるのだ」
 長い歴史の中からの教訓で打ち払うべき敵も作った天使は、ネアンデルタール人やデニソワ人のように、人類とも共存しながら交雑して、遺伝的にも残れず減らされて行き、消滅しない種族も作った。
「それが現在の繁殖計画だ。もちろん過去には戦争も生産もしない完全無気力な種族も作ったが繁殖せず途絶えた。交配を倒錯行為として禁じた楽園も持ちはしなかった」
 徹底した管理社会でも観賞用に育てた金魚はすぐに死に、愛も恋もない失楽園もすぐに途絶えた。1984やTHX 1138に似た世界でも長持ちはせずに破滅したらしい。
「天使や魔法システムに歯向かうのも許されている。与えられた節理に反抗し、地下に潜ってゲリラ活動を行って、魔法システムやメガミシステムを破壊しても構わない。しかし、魔族を根絶やしにして、亜人を殺し尽くすような化け物になって、勝利者として宇宙も汚染しようとすれば、天地をひっくり返して太陽に落とすか、真空の宇宙に放り出すようにしている」
 魔族と共存共栄できず、愛し合う方法も見付けない人類なら、ガリアンみたいなイレイザーシステムが
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