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魔道戦記リリカルなのはANSUR〜Last codE〜
Eipic30プライソン・スカリエッティ〜Infinite One〜
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。限定的に両脚の脚甲だけを装備させ、「っ!?」奴の両腕や全身を再び完全凍結させた。無理やり奴から離れると、まず両腕がバキッと折れた。足首に奴の凍った腕を引っ付けたまま本体へと前蹴りを打ち込むと、ガシャァン!と派手な音を立てて砕け散った。
『ここまで砕け散ったらさすがにダメだよね・・・?』
「むぅ。とりあえず胴体だな」
氷装を解除し、周囲に散らばっている奴の体の破片の中から胴体部分を探す。推測だが複製権限はおそらく、奴のリンカーコアと同化しているはずだ。ならばリンカーコアもろとも奪い返してやる。
――インフェルノV――
「む・・・!」『おわっ!?』
俺の周囲に噴き上がる複数の炎が、凍っていた奴の肉片を溶かし出した。粉々に砕いた程度では死なない、と。辺りを見回すと一際強い魔力を発する破片を見つけた。ちょうど胸の中央辺り――心臓部分だ。リンカーコアの輝きを確認できる。他の肉片を蹴散らしながら向かい、「返せ!」肉片へと手を伸ばすが・・・
――ファイアウォール――
「チッ・・・!」
寸でのところで炎の壁が発生し、奪い返すチャンスを逃すことに。壁の向こう側では、心臓とリンカーコアが収まった肉片を基点として奴の肉体が高速で再生されていくのを見た。壁が解除され、「笑えるだろう? あれだけ砕けてもまだ死ねないなんて」衣服も元通りに戻った奴が肩を竦めた。
『あぅ〜。ごめんね、マイスター。アイリの氷結術式じゃ意味無いみたい・・・』
「いや、今の俺も大して変わらないから気にしないで良い。勝利条件はただ1つ。奴の身動きを止め、リンカーコアごと複製権限を取り返す!」
――
浄化せよ
(
コード
)
、
汝の聖炎
(
メタトロン
)
――
俺を中心に床と四方の壁にいくつもの蒼炎の轍を蜘蛛の巣状に張り巡らせてから、「ジャッジメント!」問答無用で号令を下して炎の轍を一斉に爆破させる。すると奴は「火炙りは辛いんだがな〜」と文句を漏らし、何もせずに爆炎に呑まれた。
「焼ける、焼けるぞぉぉぉーーー・・・――」
――炎熱吸収――
そう叫び声を上げる奴の両手に炎が集束して行き、骨とリンカーコアだけとなった姿を見せた。チャンスが再来したことで宙を蹴って突撃する。奴は肉を再生させながら骨だけの右腕を振りかぶった。
――
巻き起こせ
(
コード
)
、
汝の旋風
(
アムブリエル
)
――
――第四波動――
風槍を8本と一斉射出したと同時、奴も右拳を突き出して火炎砲撃を発射。風槍は射線上には無いため、そのまま奴へと向かって行き、俺も宙を蹴って急上昇することで砲撃を回避。床に着弾した風槍が起こす爆風で奴の骨がバラバラに吹き飛び、リンカーコアだけが宙に浮いていた。また宙を蹴ってリンカーコアを目指す。
――シルバーカーテン――
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