暁 ~小説投稿サイト~
魔道戦記リリカルなのはANSUR~Last codE~
Eipic30プライソン・スカリエッティ~Infinite One~
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務員だ。まずは俺の複製権限を取り返し、左目の視力についても問い質したいしな。今は生かしておく必要がある」
さらに言えば、今の俺には不死を殺しきるだけの術が無い。持ってはいるが、今は奴に奪われている状態だ。まぁ残念ながらあの術式は、いくら複製発動の権限を持っていようが俺にしか発動できない。アイツの最大のミスは、俺から権限を奪ったことだ。たとえ戻って来ても、望み通り殺してはやらないがな。
――赤化旋風――
「あそこまで凍結されてまだ動けるのか・・・!」
炎の竜巻が発生して勢いよく氷を溶かし始めた。凍結封印が出来ないとなると、さぁどうしようか。なんて考えている中・・・
「先ほどの話の続きだが何年か前にお前は、地上本部・首都防衛隊のゼスト隊と一緒に俺の研究所に潜入して、兵器群のデータを掻っ攫って行っただろうが。お前に俺を糾弾する視覚は無いだろう」
凍結から解放された奴がそう言って肩を竦めた後、「ともかく、俺は封印じゃなく死を望んでいるんだよ」ビシッと指を差してきた。
『上等だよ! マイスター、アイツ死にたがってるんだし。もう殺っちゃおうよ!』
フォルセティやヴィヴィオの事で相当恨み辛みが溜まっているようで、アイリがそう急かしてきたが俺は躊躇した。目の前に居るのがオリジナルで、地上に居るのがクローンのプライソンだ。相対した限り、どちらも全く同じ気配で見分けも付かない。どちらが死んでも問題ないだろうが・・・。
(オリジナルを殺したことを、クローンから局や教会に漏れてはまずい・・・)
「融合騎の言う通りだ。お前なら俺を殺せるのだろう? ならば何も迷うことはない。俺を殺したところでお前に罪は無い。クローンが黙るからだ。ついで言えば、クローンの方も後で殺してもらえると助かるんだがな・・・!」
――トーデスドルヒ――
奴の周囲に血色の短剣型魔力弾が30発近くが展開された。アレはルーテシアの魔法だな。高速で射出された魔力弾を空戦形態の機動力を以って回避し、奴自身の影を利用して作り出した影の手・「カムエル!」で奴の四肢を拘束する。
「いやだから~。こうじゃないと言っているだろう」
――メタルダイナスト――
奴の足元の床がうねり、鋭い刃へと形状変化。そして両肩と両太ももを切断した。四肢を欠損した奴は地面に落下したが、すぐさま新しい四肢を再生させて立ち上がった。
「それにお前は、暗殺部隊のエースだろう。さらに言えば、数千年前にあったという再誕戦争での英雄・神器王、人殺しの天才。犯罪者を殺すことに今さら何を躊躇う? それでも理由が足りないなら与えてやる。オリジナルである俺も殺さないとアグレアスは止まらない。俺とレーゼフェアが死んで初めてアグレアスが自爆モードに入るのだから。どうだ? 殺る気が出
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