【ハリー・ポッター】編
182 ガリオンくじグランプリ
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話題を移す。
……ホグワーツから帰って来たボクは、やはりと云うべきかこのダーズリー家で狭隘な生活を強いられていた。……ダドリーのボクに対する接し方≠ノ多少の変化はあったが、総じて障らぬ神に祟りなし$ク神で接してきているのが丸判りだった。
「……で、日本はどうだった?」
『概ね良かったよ。……ただなぁ…』
「ただなぁ…>氛氓チて、どうしたの? ……何かあった…?」
歯切れの良くないロンを心配しながらそう訊いてみるが──ボクのそんな心配はどうやら杞憂だったようで…。
『いやいや、日本って電化製品≠フ──非魔法族の最先端を行ってるだろう? だからさ秋葉原に行った時、父さんが狂喜乱舞したのを思い出してな』
「あー、なるほどね」
去年ロンの家に泊まらせてもらった際、ボクが非魔法族の家で育てられた事を知ったウィーズリーおじさん──ロンのお父さんから盛大に絡まれた事を思い出す。
ウィーズリーおじさんのあれ≠ヘ、日本以外の国に居るなんちゃって日本フリーク>氛氓ニな表現が一番適しているのかもしれない。……それほどウィーズリーおじさんはマグルとマグルの生み出した文化が好きなのである。
「……ふふっ」
『ぐぬぅ…。嘲りおったなっ…?』
ロンのそんな話を聞いていたら去年の事を思い出し、笑みの一つや二つ、知らず知らずのうちに洩れてしまう。……しかしロンはそんなボクの失笑を嘲笑と受け取ったのか気分を害しました>氛氓ンたいな体を取る。
……が、電話越しからでもロンがそこまで怒っていないのがわかる。ロンの声音には険がのっていないし、ロナルド・ランスロー・ウィーズリー≠ノなってからは判らないが──真人君がかちキレると逆に静謐になるのを知っているからだ。……間違っても今みたいにふざけた口調にはならない。
「ごめんごめん。……でもボクも暇だったんだよ?」
『……まぁ、いいけどなー。……課題は?』
だからこんな風に軽くででも良いから、謝ればすんなりと赦してくれる。……そしてロンは思い出したかの様に話題を課題についてのあれそれ≠ノ移す。
「もう8割以上は終わってるよ。……もう9割いくかも」
『はやっ。……まぁ、俺も一応それくらいだけどな』
ホグワーツに居る分は、在ったり無かったり部屋≠ナある程度他の生徒より時間が使えるボク達からしたら宿題が出されても吝かではない≠ニばかりに片付けられるのだが、こちらの場合はいかんせん、どっさり≠ニ出されても、一ヶ月ほど机に張り付いていたら課題がおおよそ片付いてしまう。
ロンやハーマイオニーと同様に
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