零部
六章
彼岸花
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━花の都サイセイ━
「ねぇ主様見てください彼岸花ですよ・・・わぁ綺麗ですね」
赤い火のような花をそっと触れながら少女は主であろう少年に喋りかけクスッと笑っていた
「ああ・・・綺麗だな・・・なぁ、妖姫お前はもっと綺麗なものが見たいか?」
少年は妖姫と呼ばれた少女に彼岸花より綺麗なものを見せてやると言いながら彼女の髪をそっと撫でた
「綺麗なものですか?・・・見たいです」
妖姫は目を輝かせながら少年に抱きつき
クスッと笑った
「なら、俺に全てを預けろ・・・俺の見つめる先にお前の求める綺麗なものがある」
シュタ・・・
「煉華様・・・煉獄の用意が出来ました」
「さぁー、始めようこの国の新たなる王の誕生のために」
煉華と呼ばれた少年はあの幽界の鬼王煉華だったのだ
そして、煉獄と呼ばれた謎の兵器
彼の求めるものそれは
━イズモの支配━
そして、最大大業物の魔刀全てを支柱に収めることだった
「衛宮・・・アレは回収に成功したのか?」
衛宮と呼ばれた少年はある魔剣を煉華に渡した
「煉華様・・・これをどうぞ」
「フフフフフハハハ・・・アマテラスやっと俺の元に来たか」
煉華の元にあの神剣アマテラスが手にされたのだった
・・・・・・
続く
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