第32話(改1.4)<神戸と呉と>
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艦娘が特攻するよりは良いが陸攻での特攻は、いい加減にして欲しいな。
そんな私の表情に気付いた彼は話題を変えた。
「そういえば私は艦娘が実戦で戦っている姿は初めて拝見します。なかなか強いですね」
呉も頷いた。
「うちの鎮守府にも戦艦大和と長門が居りますが、なかなか扱いにくうて」
そこまで言った呉は、この部屋に艦娘の祥高さんたちが居ることに改めて気づいた。
「おほん」
制帽に手をやって咳払いで誤魔化した。
彼のその所作は嫌味が無かったので、むしろ可愛らしかった。
事実、祥高さんたちはお互いに顔を見合わせて少し微笑んでいた。この呉の参謀は性格は良さそうだ。
「さて」
私は改めて戦況を確認した。
(やや押されているか)
このままでは、また陸攻に特攻させる羽目になりそうだ。だがそれは避けたい。
「うーむ」
私は腕を組んで思案した。着任したばかりでは右往左往しかないな。
そのとき寛代が呟くように言った。
「もうすぐ大艇が来るよ。いま由良沖」
「来たか本省」
無線封鎖され向こうからの直接連絡は入らない。
(これもまた、じれったいな)
「無事を信じるしかないか」
以下魔除け
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