暁 〜小説投稿サイト〜
ソードアートオンライン 無邪気な暗殺者──Innocent Assassin──
OVA
〜暗躍と進撃の円舞〜
悪意こそ救いを求める
[8/8]
[8]
前話
[9]
前
最初
[1]
後書き
[2]
次話
た。突き付けたリストにわざと穴を開け、そのアバターが最後に確認された地点に人員を配置する、待ち伏せの形だ。
その場に現れなかったら、更なるサブアカウントがある可能性があり、そこから捜査の手を広げなければならないが、何のことはない。あの少女は始終、閣下の手のひらの上だったのだ。
―――でも。
ストルは路地の角から顔だけ覗かせ、大通りのド真ん中で泣きじゃくっているインプの少女と、それをあやすように胸に抱くケットシーの少女を見た。
「……あー、まいったなぁ。こーゆーのズルくない?」
たはっ、と軽い調子で微笑みを漏らす少女は、そのままの流れでメールウインドウを出した。
彼女は少し考え、宙空に浮くホロキーボードを叩く。
そこには、こう書かれていた。
『このままじゃ、私達が《悪》ですよ』
メールを送った少女は、う〜んと大きく伸びをする。
返答は気にしない。そんなもの、見るまでもなく分かっているのだから。
ストルは天空に手のひらを仰ぎ、その華奢な指の隙間から零れてくる朝陽に目を細めた。
許すという事は、強さの証である
――――マハトマ・ガンディー
[8]
前話
[9]
前
最初
[1]
後書き
[2]
次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]
違反報告を行う
[6]
しおりを挿む
しおりを解除
[7]
小説案内ページ
[0]
目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約
/
プライバシーポリシー
利用マニュアル
/
ヘルプ
/
ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ