課外授業のデイウォーカー
移動中の会話×ツェペシュ側の状態と城到着
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血鬼達のホームだ」
馬車の降り口から皆のトランクを俺が預かり、全員降りた所でゼロを空間に収納した。で、そのまま城内に入り仰々しい扉前に連れて来られた。ここは明らかに玉座の間に続く大きな両開きの扉、魔物を象ったレリーフが扉に刻まれていた。
「ここでしばしお待ち下さい」
案内をしてくれた執事がそう告げて去ると、数分ぐらいでどこから懐かしい声が聞こえてきた。
「一真に皆!」
「リアスに祐斗、無事で何よりだ」
リアスと祐斗らがメイドに付き添われて来たし、何時も通りの挨拶をすると笑顔で頷く。それと俺の容姿を見て兵藤一誠ではなく織斑一真として来たと察したが、アグニ達を見たらとても驚いていた。何せ龍神二匹が居るし吸血鬼達にもバレてない様子。
「ええ、何とかね・・・・クーデターの事は察知したようね、アザゼル」
「何が起きてもいいように情報収集をしてたが、俺より一ちゃん達の情報が多くてな。一ちゃん達率いるCBとグレモリー眷属を連れて来た訳だが、流石にアグニ達まで居る事は思わなかっただろ」
「ええ。まさかアグニやオーフィス、それにCB側の主要全員が居るとは流石の私でも驚きよ。それに通信機を渡されていたからある程度の情報は来てたけど、この城に軟禁状態にも関わらず皆を呼べたのも一真が裏で動いてくれた事ね。王にお招き頂いた割に、今の今まで謁見できなかった。すると先程『お客様が来たからついて来てほしい』と言われて来たのよ」
リアスがそう言うとアザゼルは無言で頷くが、情報収集に関して質が多いのはこちら側。俺らが唯一邪龍と戦える力を持ってるし、対処可能な訳だけどクーデターが起きてる間は特に変わった様子はなかったと。
「何事もなかったようだな、祐斗」
「はい。拍子抜けする程で、僕も部長も火の粉はかからなかったよ。内部で争っていても、こちらまで手を出せなかったんだと思う。今の所はね」
なるほど、役者が揃わなかったままだからここで揃えて合同謁見みたいな感じか。王との謁見だが、こちらから謁見するのは余り無いと思う。今まで謁見する側だったし、扉の両脇にいる兵士達は時代遅れと言うのは失礼に値するが鎧に剣という出で立ちだな。
ま、俺らを攻撃しても聖なる光で纏めて滅するだけだろう。前四大魔王と元神に龍神二匹もだが、黒の駒でオーラを隠してる状態だからリアス達からは元魔王でも吸血鬼達側からは悪魔と天使に力のあるドラゴンとしか見えん。
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