課外授業のデイウォーカー
移動中の会話×ツェペシュ側の状態と城到着
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トレミー3番艦が発進前、アザゼルは盟友である一真と通信してると戦艦で来ると言っていた。モニカ達が居る謁見の間に居たが、急遽エルメとニール達を連れてカーミラ派の端っこの山中に移動する事に。外は吹雪いて目の前は何も見えん状況、ニールとライルは織斑総司令官の命により座標を送った所だな。
「ホントに来るのか?」
「当たり前です。なぜ我らが動いてるかはご存知でしょ」
「私もモニカ様もホントに来るのでしょうか?織斑様を丁重にご案内を頼まれましたが、こちらに浮かぶ船がやって来る事を」
「いきなり戦艦がカーミラ側の領土に出現し、町中の吸血鬼の者達が驚く事は間違いないからです。そこで少し離れた場所でこちらに誘導後、アザゼル総督は戦艦に乗り込んでもらいます。戦艦を見て外敵と判断されてしまうと、我々がここに居る意味がありません。それにエルメ様達の案内よりも戦艦で直接行った方が早いですから」
「ツェペシュ側にはこちら同様結界が張ってありますが・・・・まさか結界があっても入れるとでも?」
「まあそう言う事で、とそろそろ来るみたいですね。戦艦が来たらアザゼル総督は、カタパルトデッキから迎えが来ますのでそのまま乗り込んで下さい」
「分かったが、お前らとエルメはどうするんだ?」
「我々はモニカ様のお近くに居るつもりですし、ツェペシュ側でクーデターがあるのなら。情報によるとツェペシュ側の王がカーミラ側に援助を求めてきましたが、裏では織斑様が密かに保護したらしいですわ」
「その通りです、あちら側からの援助なら貸しを作るのも悪くないとモニカ様も仰っていました」
俺らはしばらく話をしてるとトレミーから通信が来た。ワープ終了後、こちら側に紋章が浮かび上がるそうだが、俺らはそんな事があるのか?と疑問視してたそうだけどホントだ。何処から兎も角出現し、紋章が光輝くと思うと門が開いてトレミー3番艦が微速前進して止まる。ブリッジには俺が居るので、とりあえずニールらに通信をした。
『こちらトレミー3番艦。治安維持部隊の駐在隊員の者よ、聞こえるか?』
「はっ。こちらトレミー真下におります。こちらにアザゼル総督様もおりますが」
『一度俺がそちらに行くから待ってろ』
通信を終わらせるとカタパルトデッキが開き、そこから出て来たのは翼だけ展開した俺。
「待たせたなアザゼル。それと久しぶりだな、エルメ」
「お久しぶりでございます、織斑様。それでは私達は先に城に戻っておりますので何かありましたら、こちらに居るニールとライルに通信を頂けますか?」
「最初からそうするつもりでいる。じゃ行くぞアザゼル、ちゃんと俺に付いて来いよ」
「うむ。と言う訳でお前らも気を付けろよ」
ホントなら蒼太も一緒だが、先にツェペシュ側に居る
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